近く、正式に日本の主権認める?
そもそも、尖閣を安保条約5条の適用範囲といいながら、「主権」「領土」として認めないということ自体、無理のあることというべきだろう。
日米安保条約5条はたしかに、適用範囲を「日本の領土」ではなく、「日本国の施政の下にある領域」としている。
それにどれほどの意味があるのだろう。ナンセンスであることは、当のアメリカがよくしっているだろう。
バイデン大統領は就任直後の2月に行った外交演説で、中国について「米国の繁栄と安全、民主的な価値観が挑戦を受けている」「攻撃的、強圧的な行動には対抗する」などと強い調子で中国を非難した。
対抗するなら、もはや配慮など必要はない。
米国が、尖閣における日本の主権、日本の領土と正式に認めるのは遠くないだろう。
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