創造性を喚起する教材
教育用のドローンは、安全性、性能、コストを考えて、軽めに作られています。こう書くとカッコいいのですが、おもちゃでもあります。
ゆっくり飛ばしていると、人の手でも捕まえられます。飛んでいる昆虫を手掴みする感覚です。元々「ドローン」とは雄のハチを意味します。音がハチの羽音に似ているため、転用されたのですが、空中手づかみなどすると、まさに言い得て妙。ある意味昆虫でもあるなぁと思いますね。
当然、おっかけっこの遊びもできるのですが、遊びではなく敏捷性の訓練にも十分活かせそうな気もします。すごく高い敏捷性が得られそうです。
このドローン、子どもの柔らか頭だと、いろいろな発想が出てくると思います。プログラミングは、そのサポートと思って貰えばいいです。特に小学生は、頭が柔らかいですから、いろいろな面白発想が出てくるのではないかと思います。
しかも空というあまり日常生活に環境が使えるので、より想像力=創造力を膨らませることができると思います。
社会を考える教材
前述記載しましたとおり、ドローンは法律で大きな規制を受けています。法律は1つではなく、多岐に渡りますが、それを読み解くことは、新しい技術と規制社会の関係に光を当てることです。授業で正式に取り上げなくても、なぜ、今のような法律があるのか、もっと自由にドローンを扱えるようにするためには、どうすればいいのかなど、今を考え直す要素をふんだんに持っています。
デジタル教育、プログラミング教育。新しく入ってくる教育は、「現在」必要な知識を与えるモノでありますが、人間に必要なのは「考える」ことだと思います。そして、これは大きなチャンスだと思います。
しかし予算が不十分で、多くの学校がシミュレーションを採用しているようです。しかしそれだと、テレビゲーム、アニメーションができるレベルでないと面白くありません。子どもの興味も持続しません。実は、人に見せるレベルで仕上げるには、ちょっとした作品でもとても時間がかかるモノです。
ドローンは、スマホ等を使う前提で作られており、導入は容易ではありませんが、視野を広げる、考えを深めるには、もってこいの教材と言えます。
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