2024年6月18日(火)

古希バックパッカー海外放浪記

2022年12月2日

亡命ロシア人もプーチンを支持している?

 筆者がエリツィン政権末期からプーチン政権初期の数年間に頻繁にモスクワ出張したことを告げると2人は過去20年でロシアは飛躍的に発展して近代国家になったと暗にプーチンの功績を称えた。

 例えばモスクワの地下鉄は環状線が何重にもできて、公共バスも近代化された。公共交通機関が充実しているので自家用車が不要になった。お役所仕事もデジタル化されパスポート申請、免許更新など大半の手続きはネット申請となった。医療、ショッピング全てが便利になったと称賛。

 何人ものロシア人と話したが、2人の戦争への見解やプーチン大統領への評価は多かれ少なかれ他のロシア人にも共通していた。おそらくモスクワなど大都市住民の平均的な見方ではないだろうか。

贅沢なプール、地上の楽園に集う人々

百八を愛するスピリチュアル系ロシア人

 パルク・ウブドにロシア人が集まるのは広々として眺めの良いスイミングプールが誘因のようだ。コンドミニアムの住民以外にも有料で開放されているので近隣からロシアンが集まって来る。

 プールサイドで坐禅して百八を吹いていたのはグラフィックデザイナー。近くのアパートからガールフレンドと一緒に泳ぎに来た。パソコンで作品を制作してネットでエージェントに送るデジタル・ノマドだ。このカップルとはアメドのビーチで奇跡の再会。 

 グラフィックデザイナー氏の隣ではマッチョなロシアン青年たちがダンベルで筋トレ。その隣ではベラルーシから来たご婦人が日光浴。コンドミニアムに住んでいるので日光浴は日課だと。

 最後は近くのアパートから泳ぎに来た2組のカップル。ビールで盛り上がっていて日本人が来たと大騒ぎ。挙げ句の果に1人がG20でプーチンがバリ島に来て大演説をすると予言。オーチン・ハラショー(素晴らしい)と合いの手。そしてウラーと叫んで乾杯。

 地上の楽園のロシアンにとり、ウクライナの人々の受難は銀河系の遥か彼方の惑星の出来事なのだろうか。

=後半へ続く=

   
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