2024年6月24日(月)

研究者と管理栄養士が考えた「最強の食事戦略」

2024年5月24日

 ダイエットを成功させるカギを握るのは、「食事量の調整」である。痩せるためには、「適切な量」の食事で「満腹感」を得ることが重要となる。「最強の食事戦略」では、この「満腹感」を自らでコントロールするのだ。一体どのような方法なのだろうか。
*本記事は『最強の食事戦略』(堀口逸子 平川あずさ、ウェッジ)の一部を抜粋したものです。
 

適量の食事で「満腹感」を得なければ痩せない

 さて、実際の食事の場面を思い浮かべてほしい。出された食事に「足りない」と思うこともあれば「食べ過ぎた」、すなわち満腹感で満たされることもある。決して基準量があっての感覚ではない。同じ量でいつも満腹感がおとずれるかといったらそうではなく、時によって違うことは皆経験済みである。

 私たちの体には、残念ながら、摂取した食事の量や栄養を、食事中または食後に正確に把握する仕組みが備わっていなく、私たちの摂取量のコントロールは「満腹感」に依存している。「満腹感」には、摂食の停止を引き起こすための「満腹感」と、さらなる摂取を抑制する食後の「満腹感」がある。

 「適切な量を食べて満腹感が得られる」かどうかは、現在の身体状況、すなわち体重による。太っている人は当然、エネルギー過多になっていて食べ過ぎているのだから、適切量にした場合「少ない」と感じるはずである。その適切量で「満腹感」を得るようにしなければならない。和食で使用する飯わんや汁わんを私たちは手で持って食べる。私たちの脳は、手に持ったわんを含めた総重量を食べた量と認識してしまうことを実験心理学者は指摘している。ならば、少し重めのわんを使い、「十分食べた」と思わせることも、量に満足いかない人にはおすすめする。


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