2025年12月5日(金)

新しい〝付加価値〟最前線

2025年3月27日

あると便利なサポートグッズ2つ

 冒頭述べた通り、電子レンジは中食全盛の令和、メイン調理家電として、なくてはならない調理家電となりました。

 が、できないこともいろいろ……。

 いや、ちょっと待ってください。

 最近はあると、便利なサポートグッズがいろいろあり、それらを駆使すると調理も簡単にできる。

 耐熱皿は当たり前として、あると便利なもの、2つをあげておく。

 1つめは、MUK社のレンジメートプロ。電子レンジのマイクロ波を受けると、プレート下に仕掛けられたる発熱体で、プレートを加熱する仕掛けだ。電子レンジの中に、フライパンが現れた様。プレートの温度は300℃以上になる。焦げめも付く、見事な焼き上がりが特徴。目玉焼き、焼き魚も、楽勝だ。

 難点は、ちょっと小さいこと。基本、一人用だ。

 2つめは、難燃性の樹脂でできた覆い型のかぶせブタです。前述の通り、電子レンジは湿度が重要な意味を持つ。が、何度もラップを使うのは、非効率な上、環境にも悪い。フタを被せるのが一番だ。

使う時の注意事項

 電子レンジは、とても便利な調理家電。が、注意したいことがある。それは、熱ではなく、電磁波を使用すること。

 このため、金属は基本NG。調理器具は、匂いがつかないなどの条件が必要だが、それを一番実現しているのは、金属、主には鉄。フライパン、鍋、から始まり、トングなども金属でできているものが多い。しかし電子レンジの場合、金属内の自由電子が電磁波と言うエネルギーを受け、暴走してしまう。場合によっては火花が飛び、火事になることもあるのだ。

 2022年(令和4年)に電子レンジで火事になったのは、東京消防庁内で84件。近年で一番低かったのは2014年(平成26年)の24件なので、3.5倍に増えている。

 原因は、調理不可の包装(アルミなどが使用されている)で調理したためと、食品の過熱。

 東京消防庁の実験では、700Wでサツマイモ(焼き芋)は120g 6分26秒、肉まん90gで5分34秒で出火している。かなり短い時間で発火する様に、電子レンジはパワフルな家電。このため、丁寧に使うことが必要なことが改めて分かる。

 発火件数が増えているのは、コロナ禍で冷凍食品がよりメジャーになったことなどが考えられる。

 調理家電は、全部似たようなモノ。注意して扱ってほしい。

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