2025年4月11日(金)

新しい〝付加価値〟最前線

2025年3月27日

テスト結果 11勝3敗 成功率:7割8分6厘

 テストは裏面に書いてある通りに食品を置き、「解凍」ボタンを押すだけで行った。条件は、裏面に、電子レンジが使えると書かれていること。

 アイダホの細切りポテトのように、オーブン他での加熱以外書かれていないものは、今回テストから外した。

今回試した食品22種類

 テストしたのは、1)五目ご飯と鶏と野菜の黒酢あん(冷凍弁当)、2)五目炒飯、3)五目あんかけ 焼そば、4)スパゲティミートソース、5)お好み焼、6)焼きおにぎり、7)牛丼、8)レトルトカレー、9)ラザニア、10)五目春巻、11)若鶏の唐揚げ、12)いかのガーリック バター醤油味、13)3種の和惣菜、14)今川焼き。

 結果は、14品中、11品問題なし。7割8分6厘。大相撲の横綱・白鵬の通算勝率:8割4分6厘は及ばないものの、かなりのものだ。

 難ありとした3品、6)焼きおにぎり、13)3種の和惣菜、14)今川焼きの温め不備に関しては、明確な理由がある。

 6)焼きおにぎりは、「トレーを切り離して、そのまま温める」と指定されている。このトレーがあることにより表面からの水分放出に差が生じた。単純に言うと、トレーがある部分は水分が飛びにくい。このため、トレーに覆われた部分が丁度の時、トレーに覆われていない部分はパサパサになってしまう。トレーを外してチンした場合、美味しいでいい塩梅に温めることができた。

 13)3種の和惣菜は常温より、ちょっと低めの温度で食べるのが常。

 四ツ星レンジの温めは、温かい食事に合わせてあるための加熱しすぎ。容量が少ないためか、私がテストした時は、中身が焦げてしまった。パッケージには、自然解凍の記載もある。食べる時の温度が低い場合、いろいろな解凍法を使用することができる。

 14)今川焼きは、皮よりも餡の方が、保温性が高い。保温性が高いのは温まりにくい。このため餡が熱くなる頃には、皮はパリパリとなる。これに関しては、裏面の加熱指定条件で行っても、温度ムラが発生する。かなりやっかいな食材だ。一番いいのは裏面の条件で加熱。その後、同条件で、10秒と追加し、自分の電子レンジに合った条件を見つける方法。

 食材を把握できれば、合った解凍・温めは可能であることが分かった。が、失礼ながら、ここまで解凍・温め上手とは思わなかった。

 なお、揚げ物は、電子レンジで温めると、中の食材の水分が蒸発時衣に吸われるため、衣はしんなりする。オーブンでの熱による温めを推奨したい。

冷蔵食品の温めはどうか?

 今、コンビニの食材は、デザート、アイス、お菓子、パンを除くと、冷蔵保存で、食べる時温めるものが実に多い。

 ということで、常温→温めのテストを行った。これに惣菜パン類を加えてみた。惣菜パンなどは、温かい方が美味しく、オーブンでリベイク機能があるモノも多い。パンは保有水分が少なく、電子レンジで温めることは難しいとされる。またカレーパンの様に、中にパンとは別物を入れた場合は、今川焼きと同じようなことになることも予想される。

 今回は、弁当2種類(アジフライ弁当、明太マヨ焼うどん)、パック食品2種類(豚もつ煮込み、燻製あらびきウインナー)、菓子パン(ピザぱん、銀座カリーパン、アップルパイ)。菓子パンの内、電子レンジでと書かれていたのはピザぱんだけだった。

 四ツ星レンジの場合、これら全部、ワンタッチで適温に温まってくれた。ただカレーパンは、揚げパンでもあるので、食感はよくなかった。


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