2025年12月6日(土)

Wedge REPORT

2025年7月17日

あなたの地域で総合診療医を見つけるには

 制度として総合診療を取り入れるのが遅れている日本ですが、それでも各地で地道に「人を診る医療」に取り組む医師や医療従事者は存在します。総合診療医や家庭医療に携わる医師・看護師・薬剤師らで構成される、ある学会では、世界家庭医機構(WONCA)と協力して総合診療の研修プログラムを整備し、地域に家庭医療を根付かせようと努力しています。

 身近に頼れる総合診療医がいるかどうかを知っておくだけでも、いざという時の安心感が違います。今回のドラマ放送をきっかけに、「病気ではなく一人の人間として診てくれる医者」への注目が高まることは、患者にとっても日本の医療全体にとっても有意義な流れです。

『19番目のカルテ』で、総合診療医は増えるのか?(執筆者による原稿内容を踏まえてWedge ONLINEで公式ホームページより引用)

 総合診療医の存在がもっと当たり前になれば、筆者が体験したような受診の煩わしさに悩む人も減るでしょうし、日頃から心身の不調を気軽に相談できる「かかりつけ医」の役割も果たしてくれるでしょう。地域で総合診療医が活躍できる環境が整えば、ドラマの徳重のような医師があなたのすぐ近くにも現れる日が来るかもしれません。

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