2026年5月13日(水)

田部康喜のTV読本

2026年5月13日

 金融資本を中心とするグローバリズムが行き詰まっている今、地域の異なる文化を背景とした世界の様々なコンテンツが面白いのである。Netflixの世界の会員数は、4億人が視野に入ってきたという。

 ワーナー・ブラザーズ・ディスカバリー(WBD)の買収に成功したパラマウントは動画配信部門を統合する方針で、加入者数は計約2億人となる。Netflixとメディアの覇を競う態勢が整ったことになる。

日本のテレビはどの道を行くのか

 メディアの将来には当然、人工知能(AI)の活用がある。Netflixは4月初旬に新しい動画人工知能(AI)を公開している。映像編集において、ある人物を省いたり、人物の動作を予測して映像を加工したりできる。

 ターナーとマードックに続く、新しい「メディア王」が誕生することになるのかもしれない。

 日本の放送局は次の時代にどのようにして生き残るのか。WBCにおいて、野球中継の経験のないNetflixのために中継を請け負った日本テレビのような存在になるのか。あるいは、地上波がドラマをNetflixなどの配信プラットホームを通じて世界に送りだし収益を稼ぐのか。

 その正解は誰にもわからない。しかし、世界最大級の有料テレビ放送ともいえるNHKも含めて、民放もまた自らの道を探っていくしかない。

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