そのため、アイデアさえよければDMM.make AKIBAの総合力で製品化することが可能であり、実例も存在する。ABBALabの代表取締役でDMM.makeのプロデューサーでもある小笠原治氏は「できない言い訳をさせない環境をつくった」と話す。この豪華施設はできない言い訳を潰し、前に進むしかない環境を整えた、というわけだ。

また、「この施設に集うメンバーは似たような問題を抱えていることが多い。ノウハウや情報を共有できることも強みとなる」(Cerevoの岩佐琢磨CEO)と話す。
隠れた日本の資産
「1月にラスベガスで開催されたCESは大変な盛り上がりようでした。最近は盛り上がりに欠けることが多かったのですが、今回ハードウェアスタートアップブームを再認識しました」

サンフランシスコでベンチャーキャピタルのスクラムベンチャーズを運営する宮田拓弥氏はそう話す。CESとは「Consumer Electronics Show」の略で、米国内で開催される消費者向け製品を中心とする展示会である。ハードウェアスタートアップとは、日本でいうものづくりベンチャーである。
アメリカが、Apple、Amazon、Google、Facebookなど、次々に世界を席巻する革新的な企業を生み出してきたことを思えば、長らく日本はそうした存在を生み出せていない。