2024年12月23日(月)

古希バックパッカー海外放浪記

2016年1月24日

地方を巡り普段着の韓国を探る
・期間:2014年8月30日~10月2日
・旅行費用:12万円

夢か幻か“南漢江自転車道”

近くに自動車・歩行者の南漢江大橋があるのに自転車専用のつり橋を新設して いる

 9月21日 承前。9時半、セブンイレブンで朝食。チーズバーガー1500ウオン、ツナマヨおにぎり800ウオン、ホットチョコ1000ウオン、〆て3300ウオン(=350円)なり。〔注:なぜこのような詳細な価格を列挙できるかというと、毎日の支出を全て手帳に記入して毎日の総支出額と手元の現金残高を照合しているからである。なぜ細かい出納に固執するのか。放浪生活という気儘で自由な暮らしをしていると精神衛生的には快適と思われるかもしれないが、逆の見方をすれば毎日が“不確実の連続”である。不確実性、つまり何が起きるか分からないというのは不安である。毎日の金銭の出納を一円単位まできっちりと確認することで不確実性という不安を少しでも打ち消そうとしているのである。〕

 北漢江自転車をさらに下ってゆくと南漢江との合流地点が見えてきた。合流地点からソウル中心部まで30キロもない。午後3時には明洞や南大門あたりに到着できる計算であるが、南方向に霞んで見える南漢江の郷愁を誘うような穏やかな風景に魅了されて大都会ソウルをパスして南漢江自転車道に直行することにした。

 驚いたことに南漢江自転車道には自転車専用ブリッジや自転車専用トンネルまで設けられている。道幅は3メートル以上あり真ん中にセンターラインが引いてある。随所に公園やトイレ・水飲み場や休憩所が設けられている。日曜日なのにサイクリストはまばらである。なんという贅沢であろうか。

照明が綺麗な自転車専用トンネル
満々と水を湛える南漢江、穏やかな自然が広がっている

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