日本プロ野球選手会が主催するイベント「ベースボールクリスマス2015 in 岡山」が、12/6に倉敷スポーツ公園で開催された。出身地や母校など岡山にゆかりのある選手を中心に、12球団30名の選手とプロ審判6名が、約1.6万人のファンと交流した。
プロ野球ファン交流イベント
中四国では初開催となった「ベースボールクリスマス2015」には、選手とのキャッチボールやプロ選手が実際使っているバットでのバッティング体験、またお姫様抱っこ撮影会やトンボがけリレーなど様々なファン交流イベントが行われた。楽天の銀次選手は開会の挨拶で「今日は一流の選手、アンパイアが来ています。いろいろなパフォーマンスが見られると思います。お父さん、お母さん、子どもたち、みんなで楽しみましょう」と挨拶。大会開始の合図は、NPB審判の「プレイボール」の発声から。
スタジアムに詰めかけたのは、野球少年少女とその父兄だけではなく、広島東洋カープのユニフォームを着用したカープ女子など、多くのベースボールファンも訪れた。入れ替わり複数の選手とキャッチボールを楽しんだり、桃太郎にちなんだ二人三脚リレーを選手としたり。東京ヤクルトスワローズの上田剛史選手は「優勝したんで歓声が大きいかな、と思っていたんですが、カープには負けましたね」と中国地方のカープ女子の集結ぶりに舌を巻いた格好だ。
ブルペンでは、「プロの審判にジャッジしてもらおう」というコーナーがあり、NPBの審判員が参加者が投球したボールをジャッジした。参加者はストライクのコールを目指して、慎重に投球。岡山から来た6年生の山川くんは「いつもコーチが審判をしてくれるけど、プロの審判は、ストライクの声にすごい迫力があった」と感激の面持ち。
手打ち野球のコーナーでは、審判はジャッジをしたり、また時には野手に早変わりしてみたり。NPBの山本貴則審判員は、「今回2回目の参加になるんですが、ベースボールクリスマスは、ファンと選手、それに審判が一体となって交流できるイベント。僕ら審判にとっても、こういうリラックスした状況で選手とコミュニケーションできるのはとても貴重な機会です。選手ともふざけあって、普段ではできないコミュニケーションがとれました。今後の野球界のためにも繋がるように思います」と話した。