接客や掃除など多数のロボットが働く「変なホテル」を考案したハウステンボス代表取締役社長の澤田秀雄氏。長崎県佐世保市で始まった「サービス業のロボット革命」の影響は、ホテル業界にとどまらず、国内外の様々な方面に波及していきそうな予感を漂わせている。
編集部(以下、──)ロボットを活用し、人の手を極力使わない「変なホテル」が開業から1年半が経った。
澤田秀雄:2015年7月の開業から1年半が経過した。ロボットは当初6種82台導入していたものが、現在では25種218台に、それにあわせて従業員は30人から7人にまで減らすことができた。3月中には6人になる予定。日中は2人、夜間は1人の勤務体制で、それをローテーションで回している。次は従業員を3人にまで減らすチャレンジをしたい。「変わり続けるホテル」を目指して「変なホテル」と名付けた。
──「変なホテル」では、どんなロボットが働いているのか?
澤田:フロント、床掃除、窓拭き、芝刈り、クローク出し入れ、客室への荷物運びなどのロボットがいる。