【OECD最大のデジタル赤字国はどこか？】観光…

デジタル赤字についてはこの1年で取りざたするメディアやアナリストが非常に急に増えた。しかし、その国際比較については統計上の扱いが非常に煩雑で厄介なこともあり、まだ進んでいない。今回は簡単にその論点を深掘りしてみたいと思う。

【コタツ記事がまん延する日本】これでは経済政策…

経済政策論議には、物価が上がればなんとか下げろ、円安になれば輸入物価が上がるからなんとか上げろと、ばらばらな政策目標を求める議論が多い。取材しない記事をコタツ記事というが、経済理論にもデータに依拠しないコタツ経済評論が多いのではないか。

〈物流2024年問題〉へ奮闘する公務員たち。知…

時間外労働の上限時間が制限される2024年４月から、「物流の2024年問題」へ直面することになる。対処するのは運送事業者だけではない。国土交通省の出先機関。彼らの奮闘と矜持があってこそ、われわれの日常がある。

〈EV販売失速は本当か？〉日本のメディアが見逃…

ここ数カ月の間、「電気自動車（EV）販売失速」、「ハイブリッド一人勝ち」、「EV値下げ競争」などEVの販売不調を告げる報道が多くある。データをよく見ると、対前年度比の販売台数増は続いている。いまEVの世界で起こっていることを見てみよう。

＜韓国エネルギー政策の転換＞中東原油調達に原発…

韓国は日本と同じく、エネルギー源を国外に依存しているため、国際エネルギー情勢の影響を大きく受けてきた。一方、原子力発電は、エネルギー安全保障とカーボンニュートラルの手段として、積極的に活用している。日本も注視すべき存在である。

＜深刻な子どもたちの活字離れを防げ＞知っていま…

日本人の「活字離れ」「日本語能力の低下」が叫ばれている。その解決には、子どもの時の教育がカギとも言えるが、大きな役割を担うのが「学校司書」という仕事だ。街の本屋が減りつつある中、子どもの読書機会と密接に関わる仕事の現場を取材した。

【日銀マイナス金利解除】「金利のある世界」いよ…

今年も春闘の季節を迎えた。賃上げの実現は既定路線で、日銀の金融政策も正常化に向かうだろう。「金利のある世界」の到来後も、「賃金と物価の好循環」のために国民全体で機運を高めるべきだ。

CO2の排出権取引は儲かるの？＜投資で損をしな…

エネルギー基礎知識⑧

CO2の排出権取引の投資名目で金をだまし取る詐欺事件が報道されました。排出権取引で儲けることは可能なのか？ 騙されないためにも排出権とはどんなものか、少し難しいですが、経済学の視点からも学んでおきましょう。

〈震災から2カ月〉能登半島地震への支援策で国が…

東日本大震災では「復旧よりも復興」、その前の阪神淡路大震災では「創造的復興」という言葉が喧伝された。単に元に戻すのではなくて、新しいことをしなくてはならないという意味である。しかし、能登半島地震でこのような言葉は聞かれない。なぜか。

【オスプレイ墜落の真相】佐賀への配備が絶対に必…

昨年11月に米空軍のオスプレイが鹿児島県屋久島沖に墜落し、日本ではまたしても「オスプレイは危険」とする報道が多くなった。しかし、その安全性や米軍との管理体制は強化されており、日本にとって必要なものと言える。現地を視察して見えてきたことは。

【提言】ダイバーシティー、SDGs、DX……ス…

「ダイバーシティー」「SDGs」「DX」……。昨今日本では、こうした聞こえのいい言葉が飛び交う。だが、重要なのは装飾された〝言葉〟ではなく、その〝内実〟に目を向けることだ。

【春闘の行方】「賃金は上がらないから我慢して働…

今年も春闘の季節を迎えた。賃上げの実現は既定路線で、日銀の金融政策も正常化に向かうだろう。「金利のある世界」の到来後も、「賃金と物価の好循環」のために国民全体で機運を高めるべきだ。

【脱・人口減決定論】人手不足は少子高齢化のせい…

人口減がデフレをもたらし、人手不足をもたらしているという人口減決定論がいまだ強い力を持っているようだ。今回は人口減と雇用状況を結び付ける議論を考えたい。人口減に伴う高齢化や社会構造の変化が雇用情勢の変化をもたらしているのかということだ。

元アフリカ駐在員がなぜ、ズールー語を学ぶのか？…

30代のころ、５年半滞在した南アフリカを再び訪れ、友人に23年ぶりに会い、居候し１ヵ月半がすぎた。長い日程は、南アフリカの代表的な現地語、ズールー語を学ぶため。ヨハネスブルク郊外の旧黒人居住区ソウェトで普段語られる言葉を聞き取りたいからだ。

【日経平均株価】34年ぶり更新をどう読めばいい…

日経平均株価が1989年末につけた最高値（3万8915円）を約34年ぶりに更新した。「そのドライバーは何か」と聞かれれば「インフレの賜物」と言える。円安になるのも、株や不動産、外車や高級時計が高くなるのも、インフレ圧力の高まりと整合的な現…

「多様性」確保は経営者の確固たる信念 女性採用…

多様な人材の確保は大企業だからできる─。この固定観念を覆した中小企業を訪れ、取り組みの原点と現在地に迫る。

「来客のお茶出し」「女性がいた方が」気づいてい…

わかってほしい、女性たちが違和感を覚えることとは。

【フェラガモジャパン元CEO得能摩利子氏が語る…

日本企業に必要な新たな発想。どうすれば生まれやすくなるのか。

「洋上風力と水素製造で地域創生」の幻想 雇用は…

過疎に悩む地域は、発電事業と水素製造により地域で雇用を生み過疎に歯止めをかけると意気込んでいる。しかし、洋上風力設備で発電される電気のコストは安くない。地元の雇用も期待できない。洋上風力と水素による地域創生は無理筋にみえる。

【子乗せ自転車、農業用機械、ビジネスリュック】…

利用者のニーズに沿った商品づくりとそこから得られた気づき。日本企業はまだまだやれることがあるはずだ。