2024年12月22日(日)

ビジネスパーソンのための「無理なく実践!食育講座」

2018年2月5日

「おいしい物」とは「体にいい物」

もうすぐバレンタイン!チョコレートの数が(中身も)気になるビジネスパーソンは少なくないだろう。
バレンタインにちなんで(?)今回は「チョコレートのおいしさ」について考えてみよう。

(iStock/AnnaPustynnikova)

よほどの変わり者(?)を除いて、チョコレートを嫌いな人はまずいない。
チョコレートはどうしてこれほどまでに、ほとんどの人に好かれる=ほとんどの人がおいしいと感ずるのだろうか? 

いずれ詳しく書くことになると思うが、私たちが「おいしいと感ずるもの」は(生物の本能として)決まっている(と私は思う)。
それは「身体に必要なもの」である。
私たちの舌と脳は、数ある物質(そのほとんどは「他の生物」の体)の中から「身体にいいもの」をおいしく感ずるように進化してきた。
その「身体にいいもの」とは、1:タンパク質=肉・魚・乳・卵・大豆など(にたくさん含まれている)、2:高カロリー成分=砂糖・油脂・でんぷん(ご飯やパンや麺など)、3:塩分、そして、4:柔らかいもの、の4つ。

これらの要素を持つ食べ物は、多くの人が「おいしい」と感ずる。
さらには、これらの要素を複数持ち合わせていれば、よりおいしく感ずる。
4要素とも持っている物であれば、ほとんどの人が「大好き」と感ずる食べ物となる(はず)。
たとえば、お寿司、牛丼、カレーライス、ラーメンなどは、この4つの要素をすべて持ち合わせてある。

さて、チョコレートである。
チョコレートには「おいしさ4要素」のうちタンパク質と塩分こそ含んではないが、油脂と砂糖はたっぷりと含んである。
「おいしくないはずがない食べ物」なのだ。
しかし、砂糖と脂肪を含んである食品(スイーツ)はたくさんある。それとチョコレートの違いはどこにあるのだろうか?

それは“油脂”の違いだ。


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