あくまでも「分断」と「対立」
トランプ大統領は米国社会にある根深い人種差別問題に正面から向き合うのではなく、選挙を強く意識した言動をとっています。コロナ対応でもそうでした。
つまり、本質的な問題に取り組む意識が低いのです。「分断」と「対立」を煽って選挙に勝つという思考様式が変わらない限り、トランプ氏は根本的な問題解決に乗り出さないでしょう。
「経済」「コロナ」「人種」の3つの危機を、トランプ大統領はアンティファと「中国叩き」で再選にこぎ着けようとしています。
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