上記の社説は、バイデンはまず「貿易憶病」のナラティブを転換すべきだという。これ以上同意できる指摘はない。
バイデンに理想型から変革型への期待
政治は闘いだ。言説を辛抱強く維持してこそ、道が開ける。それを続けてこそ説得できるし、ディールが出来る。
力強いナラティブで挑戦することによって戦略が出来る。そう考えると、バイデン政権が発足してもう2年になるが、バイデン政権は次から次へと起きる状況への対処には総体としてうまく対応してきたように見える(特にウクライナ戦争)。しかし、歴史に残る偉業を達成したかと言えば心もとない。
バイデンはそろそろ自分の理想を喋り始めることにより、「変革型」の大統領に変わることが必要なのではないだろうか(特に貿易について)。まさにナラティブを変える必要があるのだ。