4月1日、イスラエル軍はダマスカスのイラン大使館の領事部を空爆、イランの革命防衛隊の3人の幹部らが死亡した。フィナンシャルタイムズ紙の4月2日付け解説記事‘Iran accuses Israel of killing general in Damascus consulate strike’は概要、次のように報じている。
イランの革命防衛隊の3人の幹部が4月1日、ダマスカスのイラン大使館の領事部への空爆で殺された。これはハマスのイスラエル攻撃以来の地域での敵対行為の激化になる。
「抵抗の枢軸」(イラン代理勢力ネットワーク)は10月以来イスラエルと砲火を交え、中東での米軍を攻撃し、地域的緊張を高めてきた。しかし最近、イランは3人の米兵が死亡したヨルダン・シリア国境の米軍基地への無人機攻撃のあと、緊張を緩和しようとしてきた。米国とイランの高官は1月には間接的対話をし、敵対行為減少の努力をしていた。
チャタムハウスの中東プログラムの長のヴァキールは、「イスラエルの戦争は単にハマスに対するものではなく、多くのグループを弱体化する抵抗の枢軸への攻撃になっている。イランはイスラエルとも米国とも直接紛争は避けたいと明らかにしてきたが、外交使節への攻撃は「イランに対応を強いる」可能性があると述べた。