わからない時に頼れるアプリ
令和は昭和と違い「ネット全盛」。友だちに聞くより、スマートホンで調べた方が圧倒的に早い。冒頭、洗濯マークで見分けられますと書いたが、それでもわかり難いとする人もいるだろう。そんな時、頼れるのが、スマホアプリ「これ洗える?」だ。
アプリを開けると洗濯マークがずらりと並んでいる。洗濯物に付いているのと同じマークを選べば、どう洗えばいいのがわかる仕組みになっている。今の洗濯マークは、世界で使えるように2016年に改訂された。このアプリ、以前の洗濯マークの一覧も用意されている。要するに10年選手の衣類でも使えるのだ。
アプリメーカーはなんと「ライオン」。洗濯マークでわかってもらうのは、洗濯の基本。洗剤メーカー自ら対応しなければならないほど重要、とも言える。
このアプリで、「アクロン スマートケア」が直接出てくることはない。アクロンの1バリエーションとして出てくる。「アクロン」(すすぎ1回)、「アクロン スマートケア」(すすぎ0回)なのかは、汚れに対しての自己判断となる。
実は、洗濯というのは、自己判断、自己満足の世界だ。汚れが目立たなくなったらOKという人もいれば、漂白剤で徹底的に白くしないと、汚れが落ちたと言わない人もいる。漂白剤は布地に負担かけるので、やりすぎると布地はどんどん弱くなるが、多くの人は、洗濯を学ぶより、自己判断を重視する。
必ず詰め替え用を使用して
日本は、昔から自然との共存を選択してきた。自然が豊かで、そんなには人と敵対しないからだろう。また江戸時代は徹底したリサイクル社会だった。SDG's社会で色々なことが叫ばれているが、庶民は昔からやってきたことを、よりきちんとすればいいのが基本だ。
例えば、洗剤の詰め替え用。現在、これがガンガン売れるのは日本だけだそうだ。多くの人は節約を考えると思うが、実は、これ環境負荷軽減にも一役買っている。洗剤:100g当たりで、ボトル付きは11.5〜15.1gの樹脂を使う。一方、詰め替えは、2.2〜2.8g。扱いに困っているプラスチック容器が、10gも減らせるのだ。
こういったことをきちんとするのが日本の強みだ。海外は、ほとんど詰め替え用は売れないそうだ。しかしプラゴミが問題なのは、海外でも同じ。
日頃なんとなく使っている洗剤だが、注意を向けると、色々なことが見えてくる。