日本が世界に売り出す産業として振興を図る映画やドラマ、アニメといったコンテンツ。2023年の輸出額は約5.8兆円と、半導体産業や鉄鋼産業を超え、自動車産業に次ぐ規模となり、政府は10年間で20兆円という目標を掲げる。
この目標を大きく近づけさせているのが動画配信サービスだ。いつでも、どこでもスマホやタブレット端末一つで作品を観ることができ、クリエイターにとっても全世界へ配信されるチャンスが生まれる。
「世界を意識した企画や制作ができるようになった」「配信という場所ならば自分でも戦えるという自信が持てる」――。俳優・クリエイターとして活躍する山田孝之氏や、『新聞記者』や『正体』で日本アカデミー賞を受賞した映画監督の藤井道人氏、『図書館戦争』『キングダム』などを手掛けた映画監督の佐藤信介氏、『モテキ』で映画監督デビューし、ドラマ『エルピス-希望、あるいは災い-』でギャラクシー賞テレビ部門大賞を受賞した映像ディレクターの大根仁氏が日本のコンテンツの現状と未来を語った。
