四半世紀に及ぶ自民、公明両党の連立が解消し自民党と日本維新の会の連立政権が発足した。この状況の中で今後、公明党はどこへ行くのか。
連立を解消しても、公明党は存在感を見せることができる(UPI/アフロ)
自民と維新の連立政権が長く安定するとは考えられず、中期的に多党化時代が続くだろう。国会議員の定数削減の内容によっては、たとえば比例区の定数が大幅に減った場合、少数政党の議席が減って2大政党に近い時代が出現するかも知れない。その場合、たとえ議席数は減っても生き残るだろう公明党はキャスティングボートを握る可能性が高い。
さらに、連立の呪縛から放たれた公明党がその特色を存分に発揮することができれば自民・公明連立の時代とはまったく違った特色を見せることもできる。そういう観点からこれからの公明党の可能性を考えてみたい。
