日本球界がすべきことは
日本のプロ野球をピラミッドの頂点としてみてきた世代は、これからはもういないだろう。街中でドジャースのキャップを被った野球少年たちの最終的な目標は、海の向こうへと移りつつある。そして、織田選手らが活躍することで、心理的なハードルが取り除かれれば、「直メジャー」「米球界挑戦」の動きがさらに加速するだろう。
日本の選手は、日本球界の所有ではない。彼らの目標が変わりつつあり、メジャーも日本の有望なアマチュア選手に食指を伸ばす中で、歯車を逆に回すことは簡単ではない。
10月16日付朝日新聞では「人材流出 プロ野球界も知恵を」と題した記事で、「日本のドラフト制度やフリーエージェント(FA)権の取得条件はこのままでいいのか。(中略)知恵を絞らなければこの流れは加速するだろう」と指摘するが、具体的な“知恵”には触れていない。世論も若い世代の「直メジャー」に決して否定的ではない中、日本球界が取れる対策も狭まっている。
