WEDGE REPORT

2016年7月24日

»著者プロフィール
閉じる

田村明子 (たむら・あきこ)

ジャーナリスト

盛岡市生まれ。1977年米国に単身留学し、1980年から現在までニューヨーク在住。著書に『ニューヨーカーに学ぶ軽く見られない英語』(朝日新書)、『知的な英語、好かれる英語』(生活人新書)、『女を上げる英会話』(青春出版社)、『聞き上手の英会話』(KADOKAWA/中経出版)など。翻訳書も多数。フィギュアスケートライターとしても知られており、『挑戦者たち-男子フィギュアスケート平昌五輪を超えて』(新潮社)で2018年ミズノスポーツライター賞受賞。

古代からあった碁盤の目状の都市計画

夕焼けを撮影する人々(筆者撮影)

 この計画によって都市景観が均一化され、風情がなくなってしまったという批判の声も、エドガー・アラン・ポーなど文化人たちの間からあがったそうだ。

 でも碁盤の目状の都市計画は、新しいアイディアではない。古くはインドのモヘンジョダロや、良く知られているように中国の長安なども碁盤の目状に設計されていた都市だった。京都の碁盤目状道路も、元を正せば長安をモデルにしたものだから、決して近代社会の産物ではない。

 城郭を中心にわざと迷うように作られた中世の町も確かに風情があるけれど、今のマンハッタンの車の量を見ると、道路を広く碁盤の目にし、一方通行で交通の流れを整備した先人は先見の明があったと思うのだ。

マンハッタンヘンジの撮影に挑戦

 さて筆者も7月11日、カメラを片手にマンハッタンヘンジの撮影に行ってみた。

 前述のタイソン氏の撮影お勧めスポットは、14丁目、23丁目、34丁目、42丁目、57丁目などの大通り。普通のストリートは一方通行だが、これらの大通りは両側通行で道幅も広い。

 いざカメラを手にしてみると、マンハッタンはかなり街路樹が多いことに気がつくのだが、これらの大きな通りなら茂った木に邪魔をされることなく、日の沈む様子がすっぽりとビルの合間に抜けて見えるのだ。

関連記事

新着記事

»もっと見る