2024年6月13日(木)

ビジネスパーソンのための「無理なく実践!食育講座」

2017年4月5日

前回コラムの「1:回答」と「2:修正」

 1:前回のこのコラムに対して次のようなご質問をいただいた。

 「野菜は、350gを食べるとよいと書いてあったが、それは加熱前の重量なのか、加熱後の重量なのか?」

 結論を先にお伝えすると「加熱前の重量」だ。ただし、350という数値にそれほど大きな意味はない。前々回のコラムで書いたとおり、脂質や糖質やタンパク質や、それに伴うカロリーを過剰摂取している日本人は、健康と長寿のために「野菜を今よりもたくさん食べるような食習慣を心がけるほうがいい。その目安は350gくらいだろう」と提言されているだけである。

 そういう意味では「加熱前であるか・加熱後であるか」にそれほどこだわらなくていい。そもそも加熱後の重量は計測しにくいし、加熱前の重量も「可食部(皮や種など「食べない部分」は除いた)重量」のはずなので、厳密に知ろうとするとたいへんな作業になる。

 学校や病院などの集団給食関係者でもなければ、350gを摂取できたかどうかにこだわるのではなく、野菜(や果物)を毎食たべる、あるいは加熱野菜を食べるように気をつけるなどの食習慣を身につけることが大切だ。

2:専門家(管理栄養士)から次のようなご指摘もいただいた。

 「日本人にはビタミンC不足は心配ないとあったが、働き盛りの成人にはそれは当てはまらないのではないか?」

 たしかにご指摘の通り。このコラムでは「栄養素の細かいことにはできるだけ触れない」ようにしているため、ビタミンCに関しても「平均値」でお伝えした。日本人の成人の平均値では「ビタミンCは不足してない」ことは事実。しかし、ご指摘の通り20歳から49歳では、「摂取量」が「必要量」を少し下回っている。このコラムの読者層(30歳代・40歳代が中心か?)を考えると、不足している人もいるということになる。お詫びして修正する。

 ただし、前回のコラムのメインテーマである「野菜の大きな役割(栄養的役割)は食物繊維の摂取であり、そのためには生野菜よりも加熱野菜のほうが効果的である」という内容には変わりがない。

 このコラムでは今後も読者の皆さんのご質問やご指摘には何らかの形で積極的にお応えしていくつもりだ。小さな質問でも大きな課題でも、編集部まで寄せてほしい。

  
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