「永田町政治」を考える
組閣や役員人事、内閣改造、さまざまな政策、政治決断の背景にある永田町の慣習やしがらみ――。政治家たちの行動は国民・国家のためになっているのか。政治のことをさらに深く考えたい人のためのレッスン。
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2024/09/29 樫山幸夫
〝5度目〟の正直で、石破茂氏が自民党新総裁に選出された。一流国から転落の瀬戸際、内外とも困難な中に置かれた日本のかじ取りを担う石破新首相・総裁には、各論から踏み出し、国民を鼓舞、団結させる夢多きプランを示すことが求められよう。
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2024/07/08 樫山幸夫
七夕都知事選は小池百合子氏の3選を果した。結末は予想通りだが、知名度のなかった石丸伸二氏が2位に躍進した。小池、蓮舫氏ら既成政治家、政党に嫌気がさした票が流れたとすれば、独自候補を断念した政権与党、自民党こそ責められるべきだ。
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2024/05/07 樫山幸夫
自民党の麻生太郎副総裁がトランプ米前大統領と会談した。米国への非礼などと一部で批判がなされているが、国際関係の現実を考えれば、選挙の展開をにらみ両陣営に接触するのは重要なこと。重要なことは、米国へしっかりとモノを言えるかだ。
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2024/04/01 樫山幸夫
自民党の長老、二階俊博氏が次回総選挙への不出馬を表明した。岸田首相はこの混乱の中、衆院の解散総選挙の可能性を探っている。スキャンダルと強引で内向きの政局運営――。日本政治の劣化は、国際社会における日本の一層の地盤沈下をもたらすだろう。
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「永田町政治」を考える⑥
2024/01/26 樫山幸夫政治資金規正法違反で与党、自民党が大荒れのなか、ことし最初のビッグ政治イベント、通常国会が召集される。過去、さまざまなドラマを生んだ国会論戦。今回は内閣の命運がかかるだけに、例年にもまして緊迫した展開になりそうだ。
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「永田町政治」を考える⑤
2024/01/03 樫山幸夫2024年を占うとき、国民の最大関心の一つは、岸田内閣の存続のだろう。安易な予測は禁物だが、首相本人にからむスキャンダルが発覚したり、予算審議が長期間ストップすれば万事休すだろうが、そうならない場合は、〝低空飛行〟で持ちこたえるかもしれな…
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「永田町政治」を考える④
2023/12/21 樫山幸夫自民党の政治資金パーティー疑惑への強制捜査が始まった。今回の事件に限らず、検察は幾度となく永田町の犯罪を摘発してきた。「最強の捜査機関」と「政治力の永田町」の熾烈な攻防に共通しているのは時の政権が傷つき、時に退陣を余儀なくされることだ。
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「永田町政治」を考える③
2023/11/20 樫山幸夫支持率低迷にあえぐ岸田文雄内閣がさらに厳しい状況に追い込まれた。9月の内閣改造からわずか2カ月で3人の政務3役交代。地方では、東北2県の県議選や首都圏の首長選で相次いで敗北した。岸田首相はいっそう窮地に立たされるだろう。
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「永田町政治」を考える②
2023/10/15 樫山幸夫年内解散を予想する〝解散風〟が吹き返しているようだ。衆院議員の任期はようやく折り返しに近づいたばかり。ここで解散となれば大義名分を問う声は強まり、制限法案提出の動きなどとあいまって、首相の解散権行使をめぐる議論が高まることも予想される。
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「永田町政治」を考える①
2023/09/03 樫山幸夫永田町を舞台にした〝人事異動〟のドラマ、内閣改造の季節が来た。現職はポストにとどまるか、待望組は入閣を果たせるか、気を揉んでいるだろう。首相の意志が込められる内閣改造は人選によっていくつかのパターンに分類される。歴史から見ていこう。
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