Washington Files
長年に渡りワシントンに駐在してきた読売新聞の元アメリカ総局長の筆者が、ワシントンで何が報じられ、関心が持たれているのか解説する。(写真クレジット:iStock.com/flySnow/Purestock)
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2021/03/22 斎藤 彰
トランプ再選目的で情報機関通じ米大統領選に干渉したプーチン・ロシア大統領が、バイデン政権下で厳しい報復措置に直面、米露関係根本立て直しのため急遽、駐米大使を一時召還させるなど、苦境に立たされている。
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2021/03/15 斎藤 彰
ブリンケン米国務長官はバイデン政権発足以来初となる外遊先として16~18日にかけ日韓両国を訪問、両国外相らとの会談に乗り出す。これは明らかに、バイデン大統領の直接指示に基づくものであり、1965年国交正常化以来「最悪」とされる日韓関係打開…
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2021/03/10 斎藤 彰
グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン4社の「GAFA」に象徴される最先端IT分野で世界をリードし続けるアメリカ―。だが今、人間生活の根本的ウェルビーイングともいうべき公衆トイレの嘆かわしい実態が主要メディアで指摘され始めている。
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2021/03/08 斎藤 彰
全米第2の巨大州テキサスを襲った猛吹雪は、700百万世帯が何日にもわたり電気、水道なしの悲惨な生活を余儀なくされ、80人近くの犠牲者を出すなど、州全体に深い爪痕を残した。しかし、永年、政府の介入を忌避し、災害への備えを怠ってきた結果の「人…
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2021/03/01 斎藤 彰
中国はトランプ政権が過去4年、偏狭な「アメリカ・ファースト」を唱え、対外コミットメント軽視政策を進める間に、世界各地とくに東南アジアで着実に勢力拡大に乗り出してきた。バイデン新政権は路線転換にとどまらず、大胆な対抗策が求められる。それは米…
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謎だらけだった“トランプ王国”の実態解明
2021/02/24 斎藤 彰保守派判事が多数を占める連邦最高裁が、政権交代後、前大統領に肘鉄となる裁定を相次いで下し、“混迷のトランプ時代”一掃に向け動き出したとして注目を集めている。
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2021/02/22 斎藤 彰
米国史上最悪となった連邦議事堂乱入・占拠事件の逮捕者たちは、意外にも大半がごく普通の市民だった―。事件捜査が進むにつれ、分断社会の根深さが浮き彫りとなり、衝撃が広がっている。
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2021/02/15 斎藤 彰
バイデン米大統領は去る10日、主要国では最後となる習近平中国国家主席と2時間に及ぶ電話首脳会談を行った。そこから浮かび上がった対中戦略はトランプ前政権とは好対照をなしている。
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2021/02/08 斎藤 彰
トランプ前大統領は今から30年以上も前に、アメリカの有力3紙に異例の全面意見広告を掲載、日本の「防衛ただ乗り」を痛烈に批判していた。その基本的姿勢はトランプ政権の4年間も不変だった。
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2021/02/01 斎藤 彰
世界に衝撃を与えたトランプ派暴徒による米議事堂乱入・占拠事件以来、共和党員の離党・民主党への鞍替えが目立ってきた。歯止めがかからなければ、来年中間選挙への深刻な影響も無視できない。
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2021/01/25 斎藤 彰
退任したばかりのトランプ氏があまたの刑事、民事訴訟問題に加え、今後数年以内に莫大な債務返済に迫られ、ピンチをいかに切り抜けられるかが注目されている。自慢のホテル・ビジネスもコロナ危機のあおりで軒並み赤字を計上、主要取引銀行から縁切り宣告を…
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2021/01/21 斎藤 彰
バイデン米新政権がスタートした。わが国はじめ世界各国で早くも「バイデン・ドクトリン」なる外交安全保障政策の理念、具体策についての関心が高まっている。
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2021/01/18 斎藤 彰
トランプ大統領が、議事堂乱入・占拠事件に関連した「扇動教唆」の罪に問われ、在任中2度目の弾劾訴追を受けた。同政権の4年を一言で総括すれば、「政策を嘘で固めつくし国論をかく乱した専制政治」ということになろう。
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2021/01/11 斎藤 彰
次期米大統領の正式認証という記念すべき日に、トランプ大統領にそそのかされた暴徒がアメリカ・デモクラシーの象徴、米議会に乱入した。世界の恥さらしとなる目を覆いたくなるような歴史的汚点を残した。
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2021/01/07 斎藤 彰
“余命”幾ばくもなくなってきたトランプ大統領の求心力がめっきり衰えてきた。バイデン次期大統領の当選を無効とする理不尽な戦いも万策尽き、共和党主流派からもついに見放された格好だ。
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2021/01/04 斎藤 彰
バイデン次期政権の核心的政策課題「グリーン革命」は米国のみならず、世界中に想像以上のインパクトを与える内容を含んでいる。そして計画通り推進された場合、それがグローバルな産業革命を引き起こす可能性も―。
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2020/12/28 斎藤 彰
トランプ大統領の仕打ちを恐れ、最後まで「バイデン勝利」を否認し続けてきた共和党の隷属体質が浮き彫りとなり、同党の将来にも暗雲が立ち込めている。
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2020/12/21 斎藤 彰
トランプ大統領自身の恩赦をめぐる話題が熱を帯びてきた。その中でも、「自己恩赦は認められるか」という憲法論議と、バイデン次期大統領による「国論統一」というより高い視点からの恩赦の是非論議が主軸になっている。
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2020/12/07 斎藤 彰
トランプ人気は大統領退任後も衰えず、国論を2分し続けるとの見方が、わが国含め内外でまことしやかに広まっている。果たしてそうか。むしろ、1月20日のバイデン新大統領誕生後、“トランプ風船”は目に見えてしぼんでいく公算が大きい。なぜか―理由を…
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