オーストラリアは深刻な労働者不足を先進国若者の…

オーストラリア自転車&キャンプ旅2000キロ走破　第13回

アンリは初めての海外体験で、当日午後日本から到着したばかり。先輩バスガイドが英語で外人観光客にガイドしているのを見て“かっこいい”と憧れて英語習得を決意。貯金と親の援助で150万円を確保してワーホリ・ビザを申請。

オーストラリアは深刻な労働者不足を先進国若者の…

オーストラリア自転車&キャンプ旅2000キロ走破　第12回

皆さんは“ワーキングホリデー”(Working Holiday:通称「ワーホリ」)という制度をご存知であろうか。フツウの仕事をしているサラリーマンには縁遠い言葉ではないか。ワーホリとは主として先進国どうしが二国間協定を締結して、たがいに相…

白豪主義から多文化主義国家になるまで、オースト…

オーストラリア自転車&キャンプ旅2000キロ走破　第11回

第一次世界大戦の戦乱により欧州各国で大量の生活困窮者が発生したこと、オーストラリアの若者が6万人近くも戦死して若年労働力が不足したこともあり、オーストラリアは大戦後積極的に欧州移民の受け入れを図った。

白豪主義から多文化主義国家になるまで、オースト…

オーストラリア自転車&キャンプ旅2000キロ走破　第10回

臨時国会の政策論争の焦点は外国人労働者受け入れ拡大に関する入管法改正のようだが、どうも遅きに失した感があるように思われてならない。世界各地をバックパッカーとして歩いていると日本の法制度が現実に追い付いていないのではないかと痛感することが多…

オーストラリアを席捲する中国人(下)

オーストラリア自転車&キャンプ旅2000キロ走破　第9回

オーストラリア旅行で知り合った中国系新移民は全て理科系高学歴者の技術系専門職であった。ちなみにタスマニアで受診した歯科医は30台半ばのインド人で5年前に永住権を得て一家でインドの地方都市から移住。彼によると最近は歯科医ですら永住権取得は容…

オーストラリアを席捲する中国人(中)

オーストラリア自転車&キャンプ旅2000キロ走破　第8回

中国人親子が歩いてきた。母親はアラサーで四川省出身。ITエンジニアの旦那と移住。一人息子は小学校低学年であるが、将来ビジネスで役立つように日本語を習わせているという。息子を英語・中国語のバイリンガルとして教育するが、アジア太平洋で広く活躍…

オーストラリアを席捲する中国人(上)

オーストラリア自転車&キャンプ旅2000キロ走破　第7回

前日夜羽田を出発したフライトは早朝にシドニー空港に到着。小雨の中をシドニー中心部まで小一時間。郊外から市街地に入ると俄然中国人が増えてくる。ダーリングハーバー付近のゲストハウスを探して周辺をゆっくりと走る。中国人があまりにも多い。

シドニーから1200キロ、ゴールドコースト遥か…

オーストラリア自転車&キャンプ旅2000キロ走破　第6回

11月5日にシドニーを出発してから28日にブリスベンのゲストハウスにチェックインするまでの行程で宿泊施設に泊まったのは二日だけである。13日のフォスターのキャラバンサイト、19日のコフスハーバーのユースホステルだけである。フォスターでは大…

シドニーから1200キロ、ゴールド・コースト遥…

オーストラリア自転車&キャンプ旅2000キロ走破　第5回

ゴスフォードにはアジア系住民が多く町にはイスラム寺院もあった。途中で出会った地元の自転車マニアによるとゴスフォードの郊外のベルモントからニューキャッスルまで昔の鉄道跡地を利用したサイクリングロードが整備されているという。

シドニーから1200キロ、ゴールド・コースト遥…

オーストラリア自転車&キャンプ旅2000キロ走破　第4回

11月6日。9時過ぎにシドニー中心部のチャイナガーデン近くのゲストハウスを出発。前日からの冷たい雨が降りしきるなかを百円ショップで購入したビニールの雨合羽の上下を着込んで出発。テント、寝袋、エアーマット、防寒具、着替え、工具、スペアパーツ…

オーストラリアはなぜ海外の戦争に軍隊を派遣する…

オーストラリア自転車&キャンプ旅2000キロ走破　第3回

第一次世界大戦当時のオーストラリアの人口は500万人程度であった。資料によると33万人の義勇兵を送り出し5万9000人の犠牲者を出している。オーストラリアはなんと総人口の1%強の戦死者を出しているのである。

オーストラリアはなぜ海外の戦争に軍隊を派遣する…

オーストラリア自転車&キャンプ旅2000キロ走破　第2回

私は日本国憲法第9条を説明して、日本国民の過半数は自衛隊の海外派遣に依然として否定的見解であることを解説した。イアンは怪訝な顔をして「オーストラリア人の99%は日本国憲法9条を知らないと思う。さらに大国日本が国際秩序や国際平和を守るために…

幸福度指数が世界トップレベルのオーストラリアの…

オーストラリア自転車&キャンプ旅2000キロ走破　第1回

2カ月間の旅行で毎日市井のオーストラリア人と話したが、彼らが口にしたのは「今の生活に満足しているよ」「この町が好きだ」「素晴らしい自然に囲まれて幸せだ」「色んな国に旅行したけどオーストラリアが最高だ」という素朴で手放しのオーストラリア賛歌…

「艦隊勤務は辛いよ」創成期の英国海軍

ロンドン滞在記第6回　テームズ河畔グリニッジにて(下)

当時の英国海軍は志願制である。青少年で自発的に海軍を志願するのは貧困層、失業者、浮浪者などのいわゆる“食い詰め者”。海軍ではあの手この手で勧誘したようだ。

ロイヤルネイビーは国家なり

ロンドン滞在記第5回 テームズ河畔グリニッジにて(中)

1815年には15万人、936隻の軍艦を保有していた。巨大艦隊を維持するためには巨額の税収が必要である。税収確保のため益々植民地を拡大して通商交易で利益を得る。拡大する植民地と通商交易路を維持するために広大な海域の制海権確保が必要となる。…

英国海軍の英雄はどのようにして生まれたのか

ロンドン滞在記　第4回　テームズ河畔グリニッジにて(上)

グリニッジ天文台で有名なグリニッジはロンドン中心部から15キロくらい南西に位置するテームズ河畔の町である。グリニッジは小さな町で天文台の他に観光名所は旧海軍大学、海洋博物館、クイーンズ・ハウスくらいしかない。毎日朝から晩まで旧海軍大学と海…

呪われたかの如く続くトラブルから得た教訓とは？

厄災続きの初夏の英国『おじさんバックパッカーを襲うトラブル蟻地獄』(下)

ロンドンに滞在する定年オヤジのトラブル地獄はとどまることを知らない。航空券変更、スマホ修理とやることなすこと全てダメ。果たしてこのまま帰国できるのだろうか？

財政難で警官を減らし、監視カメラを増やしたイギ…

厄災続きの初夏の英国『おじさんバックパッカーを襲うトラブル蟻地獄』（中）

イギリス人ヤンキーに現金、クレジットカードを強奪された定年オヤジ。数日後警察から、日本の紙幣が捨てられていた、との連絡が入った。そこで、財政難のあおりを受けた英国警察の実態を知ることとなる。

イギリス人ヤンキーからのカツアゲを定年オヤジは…

厄災続きの初夏の英国『おじさんバックパッカーを襲うトラブル蟻地獄』(上)

マイ自転車に乗って颯爽とヒースロー空港を出発。親切そうな若者に道を尋ねると「案内してくれる」という。そこで、待ち受けていたのは、ヤンキー仲間たちだった。定年オヤジはこの難をどう逃れたのか？

ノモンハンと元寇、恩讐の彼方へ

モンゴル・内蒙古周遊　第８回

1939年のノモンハン事件では満州国軍・日本帝国陸軍（関東軍）×モンゴル軍・ソ連邦赤軍が戦火を交えたが、圧倒的火力を誇る赤軍機械化部隊により日本軍は潰走。そんな歴史を思い出しながらハルハ川戦勝記念碑を参観。