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2019/07/12 樋泉克夫
タイで発行されている『世界日報』の最近の社説から、日本に深く関係する「日本の韓国制裁はグローバル経済大乱の前兆」(7月6日付)に注目し、以下に要旨をつづってみた。なお、同紙は一貫して韓国を「南韓」と表記している。
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2019/07/07 樋泉克夫
中国西南辺境を旅した明治人たち。将来の中国における権益をめぐっての戦いに備えたものだった。中国権益をめぐる列強の戦いは、苛烈だった。中国辺境各地で、多くの無名の日本人が黙々と働いていたことだろう。明日の日本のために。
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2019/06/29 樋泉克夫
これまで日本はロシア(ソ連)から何回煮え湯を飲まされてきたことか。その原因は、いったい、どの辺りにあるのか。明治時代の手記から読み解く。
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2019/06/19 樋泉克夫
いま当時のメモを読み返してみると、華字紙の論調が天安門広場を取り巻く状況の変化に応じて微妙(巧妙?)に軌道修正していることに改めて驚かされる。
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歴史が語る教訓とは
2019/06/12 樋泉克夫アヘン戦争以降の中国における列強の利権争奪のための戦いという視点から、地政学的には日本もまた中国大陸を取り囲む国の1つとして――時間軸(垂直)と地理軸(水平)の両方向から捉え直す必要があるはずだ。
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2019/05/11 樋泉克夫
100年前の反日運動が一方では現在に続く日本の対中姿勢の欠陥を、一方では中国における権力の矛盾を鋭く衝く。であればこそ歴史的視点に立ち、日中双方の内部に潜む未来への障害を突き詰める作業が、今こそ必要ではなかろうか。
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タイではなぜ、「クーデター」が成功するのか?
2019/04/11 樋泉克夫いま「微笑みの国」は新しい「国王を元首とする民主制度」の許で変貌を遂げようとしている。「軍政延長か、民主化か」といった類のステレオタイプの視点を捨て、タイの政治文化の変化を読み取ることが、いまこそ求められているのではないか。
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朝鮮半島の歴史が暗示する“金正恩の末路”
2019/03/10 樋泉克夫考えてみれば、1950年6月に勃発した朝鮮戦争以来、じつに70年近くも時に敵対感情を滾らせながら相互不信を募らせ続けてきた両国である。昨年6月のシンガポールに続き今回のハノイの2回の会談において最高首脳が握手したからといって、その程度の関…
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外交もビジネスも「努力」の足りない日本
2019/02/28 樋泉克夫1978年末の対外開放から現在までの40年に及ぶドイツと中国の外交関係、ドイツ企業の中国市場における振る舞いを考えた時、ドイツと中国との間の1世紀以上に及ぶ因縁浅からざる結びつきを軽視してはならない。
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2019/02/16 樋泉克夫
今回のタイ総選挙は、わが国メディアの常套句でもある「軍政延長か、民主化か」とか「民主主義の後退」などの“情緒的視点”では捉えられない問題を孕んでいるように思える。
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天安門事件以前から続く“一帯一路”の歴史
2019/01/10 樋泉克夫一帯一路が2019年における米中対立の主戦場になり、東南アジア政策を中心とする今後のわが国の対外路線にも大きくかかわってくることは間違いないだろう。そこで改めて一帯一路の歴史を振り返り、「中華民族の偉大な復興」に込められた意図を考えてみた…
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2018/12/27 樋泉克夫
12月22日、アフリカのソマリアにある中国和平統一促進会や東部アフリカ中国和平統一促進会などが全世界の華僑華人社会に向けて、「覇権・迫害・ニセ人権に反対し、カナダ政府に対し孟晩舟女士の無条件釈放を要求する共同宣言」への署名を呼びかけた。
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2018/12/09 樋泉克夫
東南アジアの“小さな経済大国”シンガポールにおける見方は、当然のように日本とは違う。だが、その違いこそが、米中両国の狭間における立ち位置に悩む我が国にとっては少なからざる参考になるはずだ。
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米中対立で大混乱となったAPECの背景
2018/11/28 樋泉克夫東南アジアを巡って、中国は「一気呵成の業」で動いているわけではない。今こそ我われは歴史と冷静に向き合い、現実を冷静に見直すことが求められている。
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2018/11/19 樋泉克夫
日々のビジネスは大陸からの商人が、銀行業務に加え日本からの輸入は西洋人が押さえている。だとすると、いったい日本の商人は、台湾のどこから切り崩していけばいいのか。劣勢は明らかだろう。
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2018/10/22 樋泉克夫
はたして日本は、これからも「懼」と「侮」の中で揺れ動き続けるしかないのか。ならば日本と日本人にとって、彼の国と彼の地の民族は永遠に解き難いパズルのまま・・・昔も今も、これからも厄介極まりない隣人であることだけは確かだろう。
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児童書で読み解く習近平の頭の中(9)
2018/10/11 樋泉克夫毛沢東思想が「百戦百勝(絶対不敗)」であることを全土に向けて宣伝し、老若男女にかかわらず全国民を教育し洗脳しようと仕掛けた毛沢東派の大攻勢は、遂には医療・健康から料理、さらにはミシン修理にまで及んだ。中には、毛沢東思想を狂ったように礼賛す…
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