「国際」の最新記事一覧
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2022/08/03 岡崎研究所
NATO首脳会議が、日豪韓NZの首脳を招き、中国の「システミックな挑戦」を新たな戦略概念に規定した。ウクライナ戦争下であっても、アジアとの協力に言及したことは、大きな意味がある。
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2022/08/02 佐藤俊介
ウクライナのゼレンスキー大統領が自国の治安機関の腐敗根絶に苦心している。ソ連国家保安委員会の流れをくむ強大な権力を持ち、幹部の多くはモスクワのエリート治安機関校出身。ロシアによる影響を排除するのは容易ではない。
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インテリジェンス・マインド
2022/08/02 小谷 賢前回は、ウクライナでの戦争における欧米諸国の偽情報対策を扱った。今回はこの戦争における民間の役割である。最近よく名前が挙がるのは民間の調査団体・英「ベリングキャット」だが、その名が知られるようになったのは、2014年7月17日に発生したマ…
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中央アジア紀行から、コロナ戦記へ
2022/08/02 中村繁夫今回は中央アジア紀行を終えて立ち寄ったシンガポールでのコロナ体験記だ。シンガポールでは帰国できないコロナ難民が数百人も日本大使館に並んでいた。海外に出張や観光旅行に出た日本人も同じように海外でコロナに罹患して帰国ができない話をよく耳にして…
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2022/08/02 岡崎研究所
プーチン大統領はウクライナ戦争はすべて計画通り進行していると信じ、「勝ちつつある」と思っているところがありそうだ。プーチンの自信に穴を開けるべく、西側はウクライナ支援の強化を急ぐ必要がある。
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2022/08/01 佐々木伸
サウジアラビアのムハンマド皇太子が欧州を訪問し、国際的孤立から完全復権を果たした。エネルギー危機で重要性が劇的に上がり、米欧首脳は批判してきた人権問題そっちのけで〝サウジ詣〟。ロシアとも太いパイプを維持し、したたか手腕を印象付けている。
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2022/08/01 岡崎研究所
バイデンのサウジ訪問につき米国内ではメディア、民主党左派、保守党、人権活動家等から強い批判が沸き上がっている。しかし、今回のサウジ訪問が綿密に計画され大成功だったとは言えないが、他に策があったようには見えない。
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2022/07/30 中村繁夫
中央アジア5カ国の市井の人々は、ウクライナ戦争に対してどのようなイメージを持っているのだろうか。マクロで言えば、ロシアとウクライナの兄弟喧嘩であり、米露の代理戦争としてウクライナが表立っているという見方をしている人が多い。
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2022/07/29 岡崎研究所
ウクライナ侵略への対ロシア制裁にアジア、アフリカ、ラテンアメリカ諸国がほとんど参加していない。途上国が中立の立場をとるのは、米中覇権争いにおいて醸成された超大国間でいずれかに付くような選択を強いられたくないとの主張が結晶化したものだ。
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2022/07/28 岡崎研究所
かつて「一国二制度」の香港の形態が50年間続けば、それは台湾問題解決の前例になると中国は称していたが、習近平体制下において、すでに香港は「一国一制度」に変えられてしまった。台湾住民にとって香港の魅力はすでに存在しないも同然と言ってよい。
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2022/07/27 海野素央
今回のテーマは「人工妊娠中絶の権利と中間選挙」である。米連邦最高裁判所は1973年の「ロー対ウエイド」判決で、人工妊娠中絶の権利を合憲としてきたが6月24日、それを覆す判決を下した。これによって、人工妊娠中絶の権利が11月8日の中間選挙の…
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2022/07/27 山田敏弘
経済安全保障の重要度が高まる中、日本政府による民間企業の管理強化が進んでいる。日本企業、とりわけ経営者は、経済安保の本質を理解した上で対策を打たなければならない。
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2022/07/27 岡崎研究所
BRICSの首脳会合がオンラインで開催された。議長国を務めた中国の意図は、欧米諸国に対抗して団結を強めることにあり、BRICSの枠組みを元来の経済中心のものから地政学的な役割を果たすものに変えたいとの中国の意図もはっきりしている。
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2022/07/26 佐々木伸
ロシアのプーチン大統領のイラン訪問は両国が反米同盟の強化を誇示する形で終わった。米欧から厳しい制裁を受ける国同士という声がある一方、大統領がイラン最高指導者ハメネイ師からウクライナ侵攻に対する「お墨付き」を得たのが最大の成果だろう。
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2022/07/26 岡崎研究所
ウクライナ戦争でのロシアの核恫喝は、今後アジア太平洋等での核恫喝への懸念を高めた。本年8月の核拡散防止条約再検討会議や来年のG7等では、五核保有国の責任はじめ現実主義に立った十分な議論がされるべきだろう。
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2022/07/25 岡崎研究所
安倍晋三元首相への世界から寄せられる弔意を見れば、如何に大きな評価と信頼を得ていたかが分かる。一つ気になることがあるとすれば、内外評価の乖離である。この乖離により、日本は何か重要な機会を逸しているような感がする。
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2022/07/24 樋泉克夫
安倍晋三元首相の横死が余りにも衝撃的であるが、日本が異常な事件に政治が翻弄され、社会がザワつき、世論が沸騰している間に、国際社会は新たな秩序構築に向けてソロリと動き出す。
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2022/07/24 渡邊頼純
新たな経済圏構想IPEFの始動が宣言され、今後の展開が注目されている。変容する国際貿易秩序の中で日本はどのような役割を果たせるか。
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2022/07/22 岡崎研究所
アルゼンチンの公的債務問題を専門とする経済学者のグスマン経済相が突如辞任した。同時に財務担当次官、税務担当次官等も辞任しており、同国の経済的混迷がさらに深まることが懸念されている。
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2022/07/21 中村繁夫
今回は中央アジア諸国に1カ月かけて資源の調査に行った。今や中央アジアではカザフスタン、キルギスタン、ウズベキスタン、タジキスタン、そしてトルクメニスタン(以下、カザフ、キルギス、ウズベク、タジク、トルクメンと記す)の5カ国をひっくるめて中…
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