＜トランプの関税万能策は毒薬＞米国では年39万…

トランプは関税を万能策と考えているが、「米国民、米国経済、そして世界にとって」毒薬になると主張している。関税は消費者に転嫁され、家計には年間2600ドルのコスト増になり、雇用に悪影響を与えて輸出は減少、貿易赤字とインフレの引き上げになる。

＜イチから分かる民主主義＞ワンポイントレッスン

民主主義とは何か、権威主義と対立関係なのか……？ 民主主義に関する疑問を一橋大学の市原麻衣子氏に聞いた。

【米大統領選の行方はネタニヤフ次第？】イラン攻…

米大統領選の帰すうがイスラエルのネタニヤフ首相に握られている構図が鮮明になってきた。大統領選はイスラエルのパレスチナ人への攻撃をめぐってユダヤ系が支持、アラブ系が反対しているが、僅差で勝敗が決まる接戦州がこの影響をもろに受けるからだ。

〈ドイツ人の日本研究者が語る〉悲観論をやめ、日…

日本企業は世間で言われるよりもはるかに強い──。ドイツ人の日本研究者が、日本に蔓延る「停滞論」に物申す。

【朝鮮人民軍のウクライナ派兵】北朝鮮現地情報筋…

北朝鮮がロシア側としてのウクライナ戦争参戦との情報が出ている。北朝鮮に居住する現地協力者に確認したところ、昨秋から数十人規模の弾頭ミサイル技術者が往来し、今年8月末に少なくとも数百人規模の工兵部隊がロシアに渡ったことが明らかになった。

〈いつの間にやら戦争に〉中国の台湾への軍事行動…

中国の軍事活動の規模はますます大きくなり、訓練から大規模な演習へ、演習から戦争へと移行するタイミングを見極めるのが難しくなっている。中国が戦争の閾値以下で軍事的動きを徐々に拡大しており、台湾や米国の防衛への課題となっている。

【テスラ・ロボタクシー】自動運転への挑戦は無謀…

ロボタクシーは３万ドル、という価格で一般への販売が基本となる。つまりテスラとしてはアルファベット傘下のウェイモやGM傘下のクルーズのようにタクシー業務を自社で行うつもりはなく、購入した人々がライドシェアとして自分の車を空いた時間にタクシー…

【中国－欧州の物流に変化】ウクライナ戦争、紅海…

中国と欧州を結ぶ鉄道コンテナ定期輸送サービス「中欧班列」は、輸送量が急拡大している。しかし、ウクライナ戦争やガザ紛争による紅海危機によって輸送量に変化が起きるなど、地政学リスクを常に持つものともいえる。

〈日本農業の技術レベルは高いのか？〉東南アジア…

「スマート農業」を進める日本では、「日本の農業技術レベルは高い」と感じている人も多いだろう。ただ、そのほとんどがトラクターなどのハードに偏る。アジアの生産現場から日本の農業技術を検証し、今後の農業のあり方を考えてみたい。

【バイデンが生んだ無秩序な世界】新たな米大統領…

世界は民主主義と権威主義の闘いだと言っていた米国のバイデン大統領だが、権威主義は世界中で前進中である。1930年代以降最悪の世界秩序劣化と米国の影響力低下を招いており、バイデンは後任者に無秩序な世界を引き継ぐ形となる。

【総動員できないプーチン】ロシア国内への影響と…

ロシア国内でのこの戦争への支持は、総動員をかけられないことから、それほど強くないように見える。ロシア国内で戦争疲れを促進することが戦争終結に役立つと思われ、第三次世界大戦への流れを止めることになるだろう。

〈日本の再エネ支えるベトナム林業〉森林回復と両…

日本の再生可能エネルギーはベトナムなくして成り立たない……。実はバイオマス燃料の自給率は2割程度に過ぎず、多くを輸入に頼る。その中でも、ベトナムからが半分以上を占める。知られざるベトナムの林業現場を紹介しよう。

【トランプでもハリスでも米国経済は悪化する？】…

トランプ氏が経済成長をもたらす方法を熟知しているとみられているが、実際は、ほとんどすべての政策が逆の結果をもたらすであろう。バイデン・ハリス政権の政策も、その成功はまちまちだ。

〈スリランカで起きた番狂わせ〉経済困窮立て直し…

スリランカの伝統的支配層とは無縁のアウトサイダーであるディサナヤケが大統領選に勝利した。スリランカ独立以来の番狂わせである。ただ、掲げた経済的苦痛の緩和への実現能力は未知数で、失敗すれば、支持者を怒らせる。

＜シリコンバレーから日本の皆様へ＞今、日本人と…

経済や企業に関する悲観論が蔓延している日本。日本育ちのシリコンバレー研究者が、日本経済の好転に必要な鍵を語る。

〈中国「認知戦」の正体に迫る〉流出文書を追った…

NHKの「調査報道　新世紀File６中国・流出文書を追う」は、中国のサイバーセキュリティ企業・i-SOON社から流出した、577ファイルにもおよぶ大量の文書の正体を取材班が世界をかけて追いかけた、調査報道の傑作である。

人々の生活と経済を支える鉄道インフラの役割を見…

東海道新幹線は2024年10月に開業60周年を迎えた。鉄道は都市間の人やモノをつなぐインフラとして、日本の生活や経済を支えてきた。鉄道をテーマにした記事６本を編集部が厳選してお届けします。

〈深刻化する中国の南シナ海での危険行動〉米国や…

中国海軍、海警局公船、漁船および民兵が数百隻の規模でフィリピンの沿岸警備艇や物資補給船を取り囲み、レーザーを照射し、放水銃で威嚇し、さらに船体を衝突させている。こうした行為は深刻化しており、その対処へ2つの処方箋を提案できる。

TVドラマ『SHOGUN』で高まる日本文化のイ…

真田広之氏が製作し主演もした『SHOGUN 将軍』がエミー賞をほぼ総なめした。日本の文化を忠実に表現した作品の受賞は、アメリカ社会が日本文化にポジティブなイメージを持っていることの証拠だ。この成功をどうやって「次」につなげるのか、考えてみ…

【核実験再開という米大統領選の争点】トランプが…

米国では、核政策において民主党と共和党とで立場の相違がある論点がいくつかあるが、核実験禁止はその一つである。トランプ氏は政権時に再開のオプションを残していたが、米国が核実験を行うことは自国の利益を失う恐れもはらんでいる。