特集:窮地に立つトランプ政権の行方
トランプ政権とロシアの不適切な関係が指摘されるロシアゲート事件。前大統領補佐官のフリン氏がFBIに虚偽の供述をした罪で起訴され、有罪を認めたことで、トランプ大統領はいよいよ窮地に立たされた。一方で、核実験、ミサイル発射を繰り返す北朝鮮との情勢も緊迫度を増している。今後の行く末はいかにーー。
-
米国内で関心が低かった理由
2017/11/17 辰巳由紀日本を皮切りに韓国、中国、ベトナム、フィリピンと計5カ国を訪問したこの歴訪、日本ではトランプ大統領の動向が詳細に報道され、大きな関心を集めたが、アメリカ国内がこのアジア歴訪を見る目は無関心といってもよいものだった。
-
中国で「君子豹変」した理由
2017/11/13 海野素央相手に自分が妥協したという意識を持たせずに、棒で糊を混ぜるように上手に相手を変えていくのです。相手を快適にさせ、意思を弱め、強く主張できなくなるようにさせる。トランプ訪中で中国側がみせたトランプ対処法は、正にこのやり方でした。
-
2017/11/09 海野素央
トランプ大統領は北朝鮮問題と通商政策に雇用問題までも組み合わせた「H」難度の技を見せつけました。米国の記者団からの質問に、次のように回答したのです。
-
-
2017/11/02 村野 将
トランプ政権におけるミサイル防衛見直しでは、従来型の弾道ミサイル防衛に加え、巡航ミサイルや極超音速滑空弾頭への対処、それらに対抗する様々な先端技術の活用がいかなる政策的後押しを受けるかが注目される。
-
2017/11/01 村野 将
トランプ政権は2017年1月の発足直後から、国防政策に関する包括的な見直しを実施している。中でも注目されるのが、核戦略や核兵器の戦力態勢に関する文書である「核態勢見直し(NPR)」と、「ミサイル防衛見直し(BMDR)」である。
-
2017/10/25 海野素央
今回のテーマは「トランプの言動」です。ドナルド・トランプ米大統領は、内政においてナショナル・フットボール・リーグ(NFL)の選手及び身内である与党共和党議会との対決姿勢を鮮明に出しています。
-
反撃の矢面に立つ日韓、軍事的な「守れる」の意味は?
2017/10/18 澤田克己北朝鮮に対する圧力を強めることは必要だが、それは交渉の場に引き出すための手段である。武力衝突が起きた場合、確実に犠牲になるのは韓国の人々であり、日本に住む我々も犠牲を強いられる可能性がかなり高い。
-
2017/10/17 海野素央
今回のテーマは、「トランプ支持者とトランプ政権」です。9月中旬、筆者は米国中西部ミネソタ州セントポールでトランプ支持者を対象に、彼らがどのようにトランプ政権をみているのかを明らかにするために、現地ヒアリング調査を実施しました。
-
2017/10/10 佐々木伸
イラン核合意をめぐり、トランプ米大統領は12日にもイランが「合意の精神を順守していない」と発表する見通しである。新たな制裁や合意からの離脱については議会にゲタを預ける格好になるもようだが、イランが強く反発するのは必至。両国関係は一気に険悪…
-
世論操作の実態、主力メディアを手玉にとった深謀
2017/10/05 森川聡一トランプ大統領の最側近だったスティーブ・バノンの正体に迫るノンフィクション。その異色の経歴や思想にくわえ、トランプを大統領選で勝利に導いた恐るべきメディア操縦の実態を明らかにする。
-
2017/09/23 海野素央
トランプ大統領の演説で視聴者が記憶に残った言葉は、北朝鮮に対する「完全破壊」及び「ロケットマン」でしょう。本稿では、この2つの言葉を読み解き、そのうえで現地ヒアリング調査に基づいて北朝鮮問題に対するトランプ支持者の動向について述べます。
-
2017/09/21 海野素央
中西部ミネソタ州セントポールでトランプ支持者及び南部バージニア州アナンデールでコノリー議員を対象に実施した現地ヒアリング調査の結果を交えながら、衝突事件を中心としたトランプ大統領の言動について考えてみます。
-
-
2017/08/28 佐々木伸
トランプ大統領はこのほど、アフガニスタン政策の新戦略を発表した。その柱は約4000人の米軍の追加派遣だが、この程度の増派ではイスラム原理主義組織タリバンを圧倒することは不可能だ。
-
2017/08/24 森川聡一
筆者のアル・フランケンはミネソタ州選出の上院議員。議員になるまではテレビの人気番組などで活躍したお笑い芸人だった。そんな異色のコメディアンいや政治家が書いた回想録がベストセラーになっている。
-
-
2017/08/21 海野素央
トランプ大統領の本音は、支持基盤の一角を成す白人至上主義者の擁護にあります。本稿では、支持基盤に対する同大統領の発言の影響とスティーブン・バノン首席戦略官兼大統領上級顧問解任の意味を探ってみます。
-
2017/08/09 海野素央
今回のテーマは「トランプのリセットボタン」です。ドナルド・トランプ米大統領は、就任後6カ月を経過した段階で報道官、大統領首席補佐官及び広報部長といったホワイトハウスの主要ポストを入れ替えて、リセットボタンを押しました。
-
2017/08/04 中西 享
ワシントンは温暖化対策を後戻りしようとしているが、カリフォルニア州はこれまで積み重ねてきた約束を後戻りさせることはなく、努力を倍増しようとしている。2030年までに1990年比較で温暖化ガスを4割減らす目標だ。
|
|