全部で12基ある大松明に一斉に点火するのは、夜8時30分ごろ。大きな炎が立ち上がると、祭りはクライマックスに。鉦(かね)や太鼓が乱打され、若衆が肩を組んで「ごーよ」「ひょーよ」の掛け声とともに火の前で踊り続ける。ちなみに褌の色は年代によって分かれ、白は25歳未満、赤はそれ以上の者が身に着けるそうだ。
直径4メートルある大松明の先端に点火
「松明の火は15分くらいで燃え尽き、9時過ぎに祭りは終了となります。火まつりの当日に限り、祭りの後に無病息災を祈念したお札の授与があります」
なお、言い伝えでは、退治された大蛇の胴体は勝部神社に、頭は近くの住吉神社に飛んだとされ、同じ日に守山市内の住吉神社でも火まつりが挙行される。
(写真:びわこビジターズビューロー)
勝部の火まつり
<開催日>1月11日
<会場>滋賀県守山市・勝部神社(東海道本線守山駅下車)
<問>☎077(583)4085
http://www.biwako-visitors.jp/search/event_733.html
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