2024年11月23日(土)

その英会話本、試してみました

2014年2月6日

 「アメリカ英語では、madはangryと同じ意味で、仕事など改まった場合よりもカジュアルな会話でよく登場します。一方、イギリス英語では、『頭がおかしい』という意味のcrazyと同様の意味で用いられますが、ニュアンスはcrazyよりくだけた感じです」など、といった具合だ。

 こういった、なるほどと思わせる解説があふれている。ただ、madという単語を限られた100単語のなかに入れる必要があるのかどうか、わたしは疑問に思った。ほかにも、stupidとかも、わざわざ取り上げる意味があったのか。細心の配慮のもと単語を選んだというわりには、この単語が本当に重要かなと疑問に思わせるところがあったのは残念だ。

注目すべき表現もたくさん

 ターゲット単語の解説だけではなく、英文のストーリーの中に出てくる、その他のさまざまな注目すべき表現もとりあげ、丁寧に説明してくれるのもありがたい。例えば、次にあげるような解説はわたしにとってはとても勉強になった。(以下に引用する解説は一部を抜粋したもので、解説の全文ではない)

I mean business! (私は本気だって!)
自分の本気加減を強調して伝える表現です

 わたしは、恥ずかしながら、こうした言い回しを知らなかった。

For instance, he doesn’t think that animals should be pets.
(例えば、動物はペットであるべきじゃないと彼は考えている)
「例えば」にはfor example をよく使いますが、for instance もよく用いられる表現なので、両方とも使ってみましょう。

 たしかに、言われてみないと、for instance という表現のことは忘れていた。

And then, just like that, she was gone.
(そして、あっけなく、彼女はいなくなってしまった)
just like that は明らかな理由や兆候もなく、何かが突然起きたことを説明する自然な口語表現です。

 そういう意味だとは知らずに誤解していました。


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