2025年4月4日(金)

WEDGE SPECIAL OPINION

2025年3月28日

 しかし、徹底的に考え抜かれ、財政的にも実行可能な「プランB」のめどは立っていない。ロシアのハイブリッド戦争─バルト海の海底ケーブルの定期的な破損やGPS信号妨害の激化など─を考慮すると、不安定な時代が始まったという感覚に拍車がかかっている。

米国の曖昧な戦略は
真意が伝わらなければ危険

 米国がロシアによる侵略の被害者であるウクライナと欧州連合(EU)の両方を蚊帳の外に置き、ロシアとの停戦交渉を進めようとする中、第二次世界大戦時の「ヤルタ協定」との類似点を指摘する声がある。第二次世界大戦が終結し、大国間の勢力圏が分割されたのは、まさにこの協定においてであった。

 ヘグセス米国防長官がウクライナのNATO加盟の可能性を否定したことで、現在、米国がロシアに提示しうる欧州安全保障構造の将来像への懸念が高まっている。

※こちらの記事の全文は「民主主義が SNSに呑まれる日」で見ることができます。

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Wedge 2025年4月号より
民主主義が SNSに呑まれる日
民主主義が SNSに呑まれる日

「超選挙イヤー」の2024年。日本でも東京都知事選や衆院選、兵庫県知事選があった。一連の選挙で〝主役〟のように存在感を高めたのが、「SNS」だ。刺激的な情報や分かりやすい「言葉」に翻弄された有権者も少なくなかっただろう。日本の民主主義は今、押し寄せるSNSの荒波に呑み込まれようとしている。だが、問題をそのことだけに矮小化せず、本質的な課題にも目を向けるべきだ。今年は参院選も行われる。「民主主義×SNS」の未来は吉と出るか凶と出るか─。


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