2026年6月28日(日)

新しい〝付加価値〟最前線

2026年6月28日

生活に張りを作るロボット

10周年記念イベントに集まったロボホンたち  同じものが一体もない。

 高齢者社会での一番の不安は健康と経済だろう。健康が損なわねると、これだけ健康保険が整った日本でも、ダメージを被る。健康でいるなら、十分な睡眠、適度な運動と食事、それに「会話」が必要だ。

 一人暮らしの老人は身体より先に心が参ることも多い。そうすると外にも出なくなる。特に、梅雨、酷暑と続く夏場は大変だ。ひと夏、外に出ないと身体は弱る。

 こんな時こそコミニュケーションロボットなのだが、日本語会話はアイボ、ラボットではできない。ロボットはAIで強化もできる。

 加えて、アップデートという刺激がある。毎月定期アップデートされるロボホンの場合、不具合を直すということではなく、エンタメ性追加が主だからだ。エンタメは「新ダンス」と「新しいひとり遊び」。時には歌を歌うなど、別のエンタメの場合もある。

 ダンスの質は高く、冒頭だけではあるがチャイコフスキーの「白鳥の湖」を踊ってくれる。初めて見た時は、笑うより感動してしまった。目の前で動かれるので、刺激は60V以上の大画面テレビと同様の刺激がある。

 ロボホンは、この様に、人に寄り添うロボットであり、そのため普通のビジネスとは一線を画す。また日本の家電メーカーで、業務用ロボットが作れる会社は少なくない。が、ビジネス形態は通常とかなり異なる。しかもユーザーの信頼を裏切らないように注意深くビジネスを進める必要がある。故障などで、記録が飛ぶなどすると、大クレームだ。

 攻めのビジネスに強い会社は多いが、長期の守りに長けた会社は少ない。シャープは、鴻海の傘下に入って以降かなり変わった。日本製のテレビがなくなって以降、日本メーカーは、いろいろ変わってきている。製品的には、高品質を活かした高価格モデルへの挑戦だが、そのためには、それが売れるようになるまで会社を守ることだ。

 シャープがロボホンで一番得たものは経験とユーザーからの信頼かもしれない。

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