「飲まない国」という先入観の先に
「インドはヒンドゥーの国だから、お酒はほとんど飲まない」。冒頭で紹介したこの言葉は、半分は正しく、半分は的を外している。
飲まないのは宗教的な理由ではなく、「だらしない」「暴力につながる」という道徳的なイメージによるものだ。そのイメージは確かに存在するが、都市部の若い世代にとってはすでに過去のものになりつつある。
「10〜20年前はタブーだったかもしれませんが、今は変わってきました。都市に住む若い世代は皆飲んでいます」。デリー在住の43歳の男性は話す。
巨大な市場への扉が、今まさに開き始めている。
