領土紛争における中国の経済カード

法治国家からかけ離れた実態をさらけ出す

経済カードを巡る中国の特異な論理。WTO協定に明白に違反する場合は積極的に提訴し、そこまで至らない場合も抗議を緩めるべきではない。

マイケル・グリーンの「安倍警戒論」批判

ソウルと東京の対立は北京を利し、米国同盟を弱め権威主義に手を貸し、民主主義を弱めるゆえに安倍氏は言動・政策に注意しなければならない。

官僚腐敗に厳しく臨む習近平体制 汪洋が政治改…

習近平が最初の地方視察に選んだ広東省。改革開放を進めた鄧小平を意識させる一方で、視察の間ずっと側に同行させた汪洋に注目が集まった。

韓国社会に深く根ざす左傾化

日本では、韓国の左傾化はやがて振り子の揺れが戻るであろうという印象が持たれている。しかし、現実的には容易には戻らないかもしれない。

米国 日本の右傾化批判と 安倍政権への期待

「日本の右傾化」批判記事は少なくないが、真に日本を知る評論家の間では、安倍内閣に対する正確な認識と支持が存在すると考えて良いだろう。

領空にも拡大する中国の尖閣侵犯 日本に必要な…

WEDGE2月号フリー記事

中国機初の領空侵犯により、新たなフェーズに突入した尖閣危機。お寒い状況の日本の警備態勢を、どのように改善すべきか。

「尖閣の正統な支配者」 中国のイメージ作りに…

尖閣問題は、日本側が、何時いかなる形で地上における実行支配を中国より先に実施するか、ということが重要となるだろう。

尖閣はなぜ日本領か 歴史的・法的根拠を示そう

尖閣諸島は歴史的に中国の領土であり、日本が一方的に奪ったと国際的にPRする中国。日本は事実を国際社会へ積極的に発信する必要がある。

日本の思惑は中国への対抗？ 豪州が抱く対日懐…

豪州を代表する戦略家、ヒュー・ホワイト氏の抱く対日懐疑論。英語圏の一定層に固定読者を抱える彼だけに、今後もその発言に注意を要する。

米海兵隊批判とその存在意義

海兵隊が地上部隊になってしまったという批判があるが、陸海空軍はそれぞれ活動の分野、場面があり、海兵隊には目的遂行への道筋があるのだ。

2013年の中国経済 インフレで死ぬか、経済…

2013年の中国経済を展望するにあたって、年明け早々の1月11日に公表されたある経済指標が実に重要な意味を持ってくる。

米国は北朝鮮にかまっている暇はない？

米国の草の根に深く根付いているリバタリアンの思想。韓国や日本に対して自助努力を説く論説が繰り返し発表されている。

南方週末事件 「共産党VS記者」 全面対決の…

「モノ言う新聞」として人気の高い中国広東省の週刊紙「南方週末」の新年特別号改ざん事件。記者が犠牲を払い、得た教訓とは…

中国の強硬姿勢は 習近平政権でも続くのか

高揚するナショナリズムへの対応

最近2、3年間の中国の強硬姿勢に周辺諸国は当惑している。また、中国内部の変化について種々の推測もなされている。

米国で悪者扱いの軍事予算 削減が脅かす技術優位

既に歴史的低位にある軍需研究開発予算をこれ以上削ると、2023年には中国に抜かれるので削ってはならないという主張が聞こえてくる。

「ロシアはアサド政権と心中しない」 変化を見…

背後にある米ロ関係の悪化

アサド政権を擁護してきたロシアだが、最近になって対シリア政策に変化が見られる。その背後にある思惑は何なのだろうか。

中国の「世論戦」に対抗せよ

中国の宣伝工作に対して、日米とも多くの努力が必要とされる。特に日本はその矛先が、「戦争」に向けられていることを十分に認識するべきだ。

「太平洋パワーとしてのインド」 安保面での過…

安保面での日印関係に過度の期待を寄せることは適切ではないが、インドが日本にとって不可欠の環であると言うことに間違いはないだろう。

尖閣問題 「米国は日本を援けるな」の真意

「尖閣問題などは米国が支援すると日本は自分では何もしないで米国に頼ってばかりいる」という、一見冷たいとも思える論の真意とは…

海軍能力の近代化を図り続ける中国

中国の軍艦造船所の能力は、今の傾向が続けば、ロシアや米国に近づくだろう。中国は造船能力の質的向上のために如何に力を入れてきたのか。