橋場日月の戦国武将のマネー術
合戦をするにも先立つものはお金。腕っ節だけじゃ戦国時代の覇者にはなれない。戦国武将たちの経営者や投資家としての側面を紹介していきます。

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茶道マネーのエトセトラ⑪
2023/01/15 橋場日月秀吉による織田信長葬儀をプロデュースに関与し、権力とマネーを掌握していった千利休だが、その歩みに陰りが見え始めていく。それとともに、茶の湯の流行も変わっていき、死へと追いやられていく。
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茶道マネーのエトセトラ⑩
2022/12/11 橋場日月本能寺の変による信長の突然の死に対し、秀吉は葬儀を何が何でも実行し一番の実力者であることを誇示しようとした。そして、この葬儀プロジェクトに千利休も深く関わっていた。
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茶道マネーのエトセトラ⑨
2022/11/01 橋場日月天王寺砦で茶湯三昧に耽った末に追放された佐久間信栄。そこから織田家臣団は完全実力至上主義へと旧態を一新した。その主役は、もちろん実力だけでのしあがった羽柴秀吉とタッグを組む千利休だ。
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茶道マネーのエトセトラ⑧
2022/09/29 橋場日月織田信長の重臣で、40万石を知行したと推定できる佐久間信盛とその子で茶湯の才能を信長にもアピールしまくっていた信栄。しかし、茶湯に熱中しすぎて、その地位を危うくさせてしまった。
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茶道マネーのエトセトラ⑦
2022/08/10 橋場日月〝天下一〟茶人として、はたまた資金運用のプロフェッショナルとして趣味とマネー両面で君臨するようになった千利休。信長は茶器や茶会を人心掌握に活用するようになり、公私ともに支えた。
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茶道マネーのエトセトラ⑥
2022/07/09 橋場日月茶湯に大金を投じ、徐々に堺衆のトップ集団に追いつき、「天下一」となった千利休。その権勢の拡大の裏には、資産運用力もあったようだ。
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茶道マネーのエトセトラ⑤
2022/06/09 橋場日月千利休が茶湯の修行を始めたのは17歳のとき。すでに高価な茶器に手を出し、消費しまくる生活をしていた。それは、利休がビックマネーの中にいたからできた。
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茶道マネーのエトセトラ④
2022/05/28 橋場日月豪商茶人・今井宗久から茶道具熱に火を付けられた信長は、京で「名物狩り」を実行して名物茶器を次々と買い上げた。その茶道具執心は常軌を逸していた。そのさまたるや、まさに「ルール無用のアウトロー」。
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茶道マネーのエトセトラ③
2022/03/24 橋場日月権力拡大とともに茶器の〝押し買い〟をおこなってきた織田信長だが、茶器を売った側の今井宗久にも、深~い事情があった。
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茶道マネーのエトセトラ②
2022/02/12 橋場日月茶道大流行の基礎を築いた「茶湯の巨人」である武器商人・武野紹鷗に続いた茶人と茶人大名をテーマに進めていこう。
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茶道マネーのエトセトラ①
2022/01/12 橋場日月今に続く茶道が確立されたのは戦国時代、武野紹鷗によるものとされている。織田信長や豊臣秀吉を熱狂させた茶道狂騒曲にまつわるマネー話を紹介していこう。
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長篠の戦い・決戦の総決算
2021/11/30 橋場日月織田・徳川連合vs武田の買収合戦。金銭が飛び交う空中マネーの陣というわけだが、戦国時代、最終的にはリアルのバトルで勝負が決まるのである。それが「長篠の戦い」本番というわけ。
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2021/09/20 橋場日月
織田信長のブランド戦略と道路政策にまつわるマネー術が炸裂していた天正3年(1575年)は、別の観点でも信長のエポックとなる時期だった。そう、「長篠の戦い」。今回はこの戦いに関するマネー事情をチェックしてみよう。まずは敵方の武田家から始まる。
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2021/08/27 橋場日月
織田信長は「瀬戸焼を作れるのは瀬戸の窯だけ」と規定し、ブランド化を図ったが、領国内の道路普請も命令している。このインフラ革命は、軍事的な貢献もさることながら、産業の発展も与えた。
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2021/08/02 橋場日月
天文23年(1554年)の村木砦の戦いで、信長は電光石火の移動で今川義元が築かせた村木砦を最短日数と最少兵力で攻め落としたわけだが、実はこの戦いの舞台であった愛知県の知多半島にも信長の大きな戦略があった。
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キーワードは「短期決戦」と「小兵力」
2021/06/19 橋場日月経済状況が苦しかった初期の信長。限られた資源の中で、どう戦国時代の生き残りレースを戦い抜いたのか。
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〝天下布武〟夜明け前(第1回)
2021/05/06 橋場日月月刊誌Wedgeの人気連載だった「戦国武将のマネー術」。惜しまれつつも連載は終了したが、WedgeInfinity上で復活。今回は初心に戻り、連載でも初回に取り上げた織田信長公に、再度ご登場いただく。
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2016/09/23 橋場日月
徳川家はそれまで全国にまたがる広い範囲の戦いを差配した経験は無かった。食糧や金を滞りなく後方から補給し続けるノウハウに欠けているのだ。
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