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2024/08/28 真田康弘
太平洋クロマグロの資源管理を巡って協議する中西部太平洋まぐろ類委員会は、資源の回復から漁獲枠の拡大を決めた。「きちんと管理をすれば、魚は増える」という教訓を示してくれたと言えるが、残念ながら大きな課題が残っている。
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2024/06/04 真田康弘
新しい捕鯨母船の出航に、大型であるナガスクジラの捕獲対象追加と、商業捕鯨に追い風が吹いているように見えるが、一概にそうではない。捕鯨関係者からは積みあがった在庫と融資を「時限爆弾」と懸念される。日本の商業捕鯨にあすはあるのか?
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2024/04/30 真田康弘
不漁が続くサンマの資源管理について話し合う北太平洋漁業委員会(NPFC)の年次会合で、サンマの漁獲枠について、1割を削減することで合意した。ただ、その内容を精査すると、効果には疑問が残り、「秋の風物詩」サンマの復活はまだ遠そうだ。
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2024/04/16 真田康弘
先日、東北地方有数の漁港で、漁船が泊まる岸壁に、クロマグロが悠然と泳いでいたのを見た。珍しい光景であるのだが、クロマグロが急速に増えているとの声は各地の漁業者からしばしば聞くようになっている。なぜか、ここに日本の漁業復活へのカギがありそう…
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2024/03/19 真田康弘
多くの漁業者が漁獲量と収入の減収に苦しむなか、漁業団体が強く要望し、拡大を続けていたのが減収補填プログラムである。漁業者が「資源管理計画」を策定するのがセットになっているのだが、それが形骸化しているとも言える事態となっている。
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2024/02/19 真田康弘
サバが不漁に喘いでいる。水産加工業者の倒産なども起きているが、その背景には国の楽観的な資源評価にあり、漁業者からも批判が出ている。このままではサバは「不漁」のままなのか。
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2024/02/01 真田康弘
日本の水産業の衰退が止まらない中、業界団体が強く要望し、増額を続けてきたのが、公共事業と補助金の投入である。中でも手厚い支援がされているのが、漁業者への減収補填プログラム。資源管理を実施した漁業者への支援だが、その運用に疑問符が付く。
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2024/01/15 真田康弘
JF全漁連の会長はが新春座談会で「魚資源は人間の手で滅んだことはない」と語った。こうした声を物語るように水産予算が増額されていても、資源管理への配分は低いまま。このままでは、魚はあっても、漁師がいないということになりかねない。
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2023/11/27 真田康弘
日本の捕鯨事業が補助金に依存する状態から脱却できていない。それは、1987年から国費による補助のもと調査捕鯨が開始され、2000年代には約10億円前後が国庫から支出されている。捕鯨の将来へビジョンを持つことが求められる。
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2023/10/03 真田康弘
水産庁の24年度予算の概算要求は、前年度から大幅に増額している。水産予算はここ数年、大幅に膨張。漁業法改正に伴う水産改革がきっかけだが、中身を見てみると、非常に目立つものの一つが漁港整備等に充当される公共予算。それは適切なのか。
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2023/04/04 真田康弘
北太平洋の漁業資源を国際管理する北太平洋漁業委員会が2023年3月、札幌で開催された。最大の議題は毎年漁獲量が激減しているサンマの資源管理だったが、合意した漁獲枠は近年の漁獲量を大きく上回るもので、資源管理に効果的とは思われないものだった。
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2022/09/23 真田康弘
日本の漁業補助金には、目的も形骸化し「延命治療」となり果てているものも少なくない。北海道の現場を歩くと、補助金をつぎ込んでも衰退が止まらない、漁村の現状があった。
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2022/07/06 真田康弘
WTO閣僚会議で、足かけ20年以上の交渉に区切りをつける漁業補助金協定を採択した。市場による競争を歪め、過剰な漁獲能力をもたらし、乱獲を誘発する補助金を禁止するもので、日本の国益にも通じるものだが、わが国は緩める交渉方針を取り続けている。
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2022/06/20 真田康弘
昨今、持続可能な開発目標「SDGs」という言葉を新聞やテレビなどのメディア媒体で見ない日はない。ところが、水産物になると、そもそも知られてすらいない。原因の一旦は、日本で出回る認証商品自体の少なさである。
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2022/05/04 真田康弘
新年の風物詩、豊洲初競りの大間マグロのヤミ漁獲問題がニュースを賑わせて久しい。漁獲量の虚偽報告は漁業法違反であるが、多くがお咎めなしの現状だ。密漁をどう防ぐのか。漁業先進国での取り組みを見て考えたい。
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2022/03/26 真田康弘
「熊本県産」とされていた外国産のアサリやマグロ漁獲の過少申告、密輸されるウナギの稚魚――。違法な漁業による水産物が日本に多く入っている。これを見過ごしてしまえば、日本漁業は瓦解の危機に直面してしまう。
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魚も漁師も消えゆく日本 復活の方法はこれしかない
2022/03/09 真田康弘マグロやサンマのような回遊魚の資源管理は一国ではできない。関係各国との協力が必須だ。これを怠って困るのは日本人だ。日本はまず襟元を正し、資源管理を主導せねばならない。
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2018/06/07 真田康弘,浅野有紀
水産予算の大半をつぎ込み、各地で漁港の整備が行われている。しかし、そこには現場のニーズと大きく乖離し、実態にそぐわない「豪華漁港」が整備されている現実がある。
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2017/07/25 真田康弘,伊藤 悟
太平洋クロマグロの資源について話し合う国際会議の場で、異口同音の発言を繰り返す日本の漁業者。取材を進めると、その裏には水産庁が作成した実態に沿わない内容の〝台本〟が存在していた─。
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ガラパゴス認証の審査機関に流れる天下りと補助金
2017/06/27 真田康弘,伊藤 悟適切な資源管理がなされず、凋落著しい日本の水産業界。東京五輪の水産物調達方針は業界を復活させる契機になりうると期待されていたが、蓋を開けてみると、国産であればほぼ〝何でもあり〟という期待を大きく裏切るものになっていた。
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