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2023/11/22 辰巳由紀
「イスラエル版9・11」と一部で呼ばれるほどインパクトを与えたハマスによる攻撃にイスラエルが熾烈な反撃を加えたことで始まったこの紛争は、長期化の様相を呈する。再選を目指す米国のバイデン大統領にとっては、外交で足を取られる形が続いている。
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2023/10/05 辰巳由紀
北朝鮮の金正恩総書記によるロシア訪問は、ワシントンでも大きな話題となった。露朝が接近し続けることは、バイデン政権にとって新しい悩みの種。大統領選挙を控えるバイデン氏にとっては、外交および内政での課題を抱えることとなっている。
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2023/05/06 辰巳由紀
ロシア・ウクライナ戦争に関する情報をはじめとする米国防省の機密文書がSNSに流出しているという報道が出て以来、静かな衝撃がワシントンで広がり続けている。機密情報管理の難しさが増していることを物語っており、日本も対岸の火事ではない。
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2023/01/23 辰巳由紀
2023年の米国は、外交・内政ともに波乱含みの幕開けとなった。特に動きが加速化しているのが内政状況だろう。下院議長選出時の共和党の迷走、下院共和党による閣僚弾劾、バイデン大統領の機密文書取り扱いに関する疑惑、の三大ネタで大揺れだからだ。
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2022/11/21 辰巳由紀
米中間選挙で、共和党が下院で218議席を獲得し、多数党になることが確定した。しかし、まだすべての議席は確定しておらず、上院でも下院でも多数党と少数党の議席数は拮抗したまま。今回の選挙の「勝者」は誰もいなかったと言える。
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2022/08/12 辰巳由紀
米国のペロシ下院議長が現職の連邦議会下院議長として四半世紀ぶりの訪台は、冷戦後最悪と言える米中緊張関係に突入した。興味深いのは、バイデン政権の対応が中国が台湾に圧力をかける言い訳も与えてしまったとの批判が出ている点である。
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2022/03/22 辰巳由紀
ロシアによるウクライナへの軍事侵略は、ヨーロッパを一気に冷戦時代に引き戻してしまった。ヨーロッパだけではなく、オバマ政権後期から着実に高まっていた米国内での「最大の戦略競争相手は中国」といった空気を一夜にして変えた。
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2021/12/08 辰巳由紀
米国は、北京冬季五輪・パラリンピックに米政府から誰も出席しない「外交的ボイコット」を発表した。バーチャルとはいえ、初の米中首脳会談が行われてから1カ月も経たないうちに、米政府が踏み切ったことで、米中の緊張関係が続くことは確実になった。
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2021/10/28 辰巳由紀
政権発足後、1年もたたないうちに、米バイデン政権が、早くも苦境に陥っている。1月に国民の融和と団結を訴えて発足したバイデン政権。なぜ、政権発足後1年足らずでこのような状況になってしまったのか。
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民主党も難しいかじ取りを迫られる
2018/11/12 辰巳由紀11月6日、アメリカでは中間選挙が行われた。次の大統領選挙の結果が現在の政権にとっての「期末試験」だとすると、中間選挙はさながら「中間試験」のような意味を持つと言えるだろう。そのような視点で今回の中間選挙の結果を見ると、選挙結果をどのよう…
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米国内で関心が低かった理由
2017/11/17 辰巳由紀日本を皮切りに韓国、中国、ベトナム、フィリピンと計5カ国を訪問したこの歴訪、日本ではトランプ大統領の動向が詳細に報道され、大きな関心を集めたが、アメリカ国内がこのアジア歴訪を見る目は無関心といってもよいものだった。
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2017/09/14 辰巳由紀
「過去25年間、アメリカは北朝鮮に金を脅し取られてきた」と批判してきたトランプ政権だが、いざ自分達が当事者になってみると、取り得る選択肢の幅は驚くほど狭いのが現実だ。
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積もり積もったクリントンへの「うんざり感」
2016/11/11 辰巳由紀トランプ大勝利の要因はどこにあるのか――。「ヒラリー・クリントン」という人間が米国政治の表舞台に立ち続ける姿を見るのに大部分の有権者が飽きてしまった、ということではないだろうか。
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G7サミットへの関心は薄れる?
2016/05/25 辰巳由紀オバマ大統領のベトナム訪問と広島訪問の間に挟まれたG7サミットにほとんど関心が向けられないままこの会合が終わってしまう可能性が今のままだと非常に高い。
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2016/03/09 辰巳由紀
当初の予想に反しトランプ氏が共和党大統領候補に指名される可能性が現実味を帯び、共和党内では一種のパニック状態が発生しているが、なぜ彼はここまで躍進したのだろう。
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2016/02/26 辰巳由紀
中国の暴走を封じながら、協力できる分野で協力をしていくかというジレンマを抱えてきた米国。中国の南シナ海での活動強化にどう対応するのか。
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日本側の求めに応じたガイドライン改定、普天間移転
2015/06/12 辰巳由紀紛糾する国会の「安保法制」審議。日本の求めに応じてガイドライン改定、普天間移転に合意したアメリカからは残念な眼差しが送られている。
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