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2024/10/25 高橋雅英
イスラエルからイランへの報復が注目される中東情勢の悪化により国際原油価格の高騰している。ペルシャ湾岸地域からの資源に依存する日本は、エネルギー供給の不安定化がさらに深まる恐れがあり、対策が必要だ。
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2024/09/03 高橋雅英
中東諸国が天然ガス産業の発展に注力している中、LNG輸出に不可欠なLNG運搬船を調達する動きも活発化している。世界の造船業界を牽引する日本、韓国、中国がエネルギー運搬船の受注をめぐる競争を激化させている。
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2024/06/06 高橋雅英
2024年6月に入り、各電力会社は電気料金の値上げに踏み切った。度重なる電力料金の値上げは、国民の生活や企業の経済活動に悪影響を及ぼし、電力コスト上昇の歯止めとして、原子力発電の役割に期待が寄せられている。
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2024/03/27 高橋雅英
韓国は日本と同じく、エネルギー源を国外に依存しているため、国際エネルギー情勢の影響を大きく受けてきた。一方、原子力発電は、エネルギー安全保障とカーボンニュートラルの手段として、積極的に活用している。日本も注視すべき存在である。
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エネルギー基礎知識⑥
2024/01/11 高橋雅英フランスは現在、エネルギー政策の転換期を迎えています。1970年代より原子力発電を柱とし、石油・天然ガスの調達先を多角化させてきました。しかし、22年に原発が発電不調に陥り、ウクライナ戦争を機に脱ロシア政策を余儀なくされています。
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2023/12/19 高橋雅英
UAEで開催されていたCOP28が12月13日の成果文書の採択をもって閉幕した。産油国でありながら脱炭素政策を牽引するUAEが議長国を務め、化石燃料全般の段階的廃止を主張する欧米諸国と、それに反対する産油国で、最終合意をめぐって攻防が繰り…
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2023/11/08 高橋雅英
ガザ地区を実効支配するイスラム主義勢力ハマスとイスラエルの衝突に、フランスのマクロン大統領がハマス掃討への国際的な有志連合を提案した。こうしたイスラエル寄りのフランスに対し、中東諸国の一部で抗議デモが発生するなど、批判が向けられている。
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2023/10/24 高橋雅英
イスラム主義勢力ハマスとイスラエルの衝突が激化し、パレスチナ情勢が緊迫化している。世界有数の石油・ガス産出地域である湾岸地域の不安定化は、国際エネルギー秩序が混乱に陥る可能性が注視される。
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2023/10/11 高橋雅英
ニジェールで反仏路線の軍事政権が発足し、フランスのマクロン大統領が駐留部隊引き上げを発表した。隣国では、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」が展開し、ニジェールへの進出も噂されている。西アフリカ情勢の更なる不安定化につながる恐れがある。
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2023/09/28 高橋雅英
ロシアによるウクライナ侵攻を機に、西側諸国が対ロシア制裁を図り、天然ガスの争奪戦が激化した。石油産出国と知られるアラブ首長国連邦(UAE)も天然ガスの生産・輸出を行っており、ウクライナ危機下でガス供給国としての存在感を強めようとしている。
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2023/08/30 高橋雅英
インドはクアッドの一角として、米国や日本の重要なパートナー国である一方、BRICSや上海協力機構の加盟国として、西側陣営に対抗しうる勢力とも連携している。特に、ロシアとは強固な繋がりを維持しており、エネルギー分野でも大きく進展している。
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2023/08/09 高橋雅英
西アフリカのニジェールで軍事クーデターが発生し、政情不安が広がっている。原発用燃料ウランの産出国であるため、不安定化は供給に影響を及ぼす恐れがある。ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の進出などにも注目が集まっている。
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2023/07/21 高橋雅英
ロシアの民間軍事会社「ワグネル」がアフリカ諸国で存在感を示し、ロシア政府も同社と連携し、アフリカ諸国で影響力を維持している。ワグネルによる反乱がアフリカ各国の情勢やロシアの対アフリカ外交にどう影響を及ぼすかが注目される。
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