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2019/10/09 佐々木伸
「知識も熟考することもなく衝動的に決断している」。過激派組織「イスラム国」(IS)との戦いで、米国の有志連合大統領特使を務めたブレット・マクガーク氏はトルコのシリア侵攻を承認したトランプ大統領の10月7日の決定を痛烈に批判した。「米国の中…
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2019/10/07 佐々木伸
ペルシャ湾の一角、イラクで先週から始まった反政府デモは拡大の一途をたどり、10月7日までに治安部隊との衝突などで104人が死亡、6000人以上が負傷する深刻な事態となった。アブドルマハディ首相は改革案を提示し、沈静化を図っているが、デモは…
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2019/10/03 佐々木伸
中東情勢に定評のある専門誌「ミドルイースト・アイ」によると、サウジアラビアはこのほど、軍事衝突も辞さないとしてきたイランとの関係を対話路線に方向転換した。イラクのマハディ首相が仲介した。先月の石油施設への攻撃で、原油生産の半分が停止すると…
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2019/09/30 佐々木伸
米下院民主党がトランプ大統領の弾劾に向けて審議を開始したウクライナ疑惑は再選に焦った大統領が個人弁護士であるジュリアーニ元ニューヨーク市長に指示した“大統領の陰謀”である可能性が高くなった。灰色決着したロシアゲートと比べ、今回は大統領の不…
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2019/09/24 佐々木伸
サウジアラビアの石油施設攻撃はトランプ大統領の“弱腰”につけ入った「イランの犯行」(米国務長官)という見方が高まるにつれ、ペルシャ湾岸諸国では、オバマ前政権と同様、トランプ政権に対しても不信感が生まれている。とりわけトランプ氏が6月の米無…
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2019/09/19 佐々木伸
サウジアラビアの石油施設攻撃は誰が実行し、背後に黒幕はいるのか。世界経済を直撃した攻撃をめぐって謎は深まるばかりだ。イラン犯人説に傾斜するトランプ米大統領はポンペオ国務長官をサウジアラビアに派遣し、対応を急いでいるが、イランは攻撃されれば…
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2019/09/16 佐々木伸
サウジアラビアの石油施設2カ所が9月14日、何者かの無人機攻撃を受け、同国の石油生産能力の半分が停止するなど世界に衝撃を与えた。イエメンのシーア派反政府勢力フーシが犯行声明を出したが、米国はイラン関与の疑いを強め、トランプ米大統領は「犯人…
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2019/09/15 佐々木伸
イスラエル史上初めてのやり直し総選挙が9月17日に迫った。情勢はネタニヤフ首相率いる右派「リクード」とガンツ元軍参謀総長の中道連合「青と白」がデッドヒートを展開中。だが、仮に「リクード」が勝利したとしても、首相が組閣にこぎつけ、新政権を発…
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2019/09/09 佐々木伸
トランプ大統領は先週末の9月8日、キャンプデービッドの大統領山荘にアフガニスタン内戦の当事者を集めて秘密協議を開催、和平合意を達成して歴史的な偉業としてアピールしようと図ったが、テロで米兵が殺害されたことから急きょ中止に追い込まれた。再選…
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2019/09/05 佐々木伸
ニューヨーク・タイムズなどによると、イランは対決姿勢一辺倒だった対米戦略を劇的に転換し、米国の経済制裁による国家存亡の危機を脱却するため、最終的にトランプ政権と交渉するしかないとの判断に達したようだ。イランは9月5日にも「核合意履行破り」…
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2019/08/27 佐々木伸
イランの同盟国であるイラク、シリア、レバノンの3カ国がこの数日、相次いで無人機やミサイルによる攻撃を受けた。イスラエルがイランとの“影の戦争”を激化させていると見られている。レバノンのシーア派武装組織ヒズボラの指導者ナスララ師が報復を誓う…
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2019/08/20 佐々木伸
アフガニスタン・カブールで発生した結婚式の自爆テロは同国が直面する暗黒の未来を浮き彫りにした。再選のため公約を最優先するトランプ大統領は来年の選挙後までにアフガン駐留軍を何が何でも撤退させる方針で、米軍の存在が消えれば、イスラム原理主義組…
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2019/08/13 佐々木伸
ペルシャ湾を舞台にイランと米国の対立が続く中、その水面下では石油売却をめぐって両国が熾烈な情報戦を展開、また石油密売の手口や元石油相ら4人が売却を統括している実態などが明らかになった。米紙ニューヨーク・タイムズなどが報じたものだが、イラン…
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2019/08/08 佐々木伸
トルコ軍のシリア侵攻が切迫してきた。シリア北東部からトルコが安全保障上の脅威とみなすクルド人を排除するのが目的だが、クルド人と共闘を組んできた米国が侵攻しないよう土壇場の説得を強めている。だが、エルドアン・トルコ大統領はあくまでも侵攻の構…
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2019/08/05 佐々木伸
世界的な“悪法”と批判されていたサウジアラビアの「後見人制度」が8月2日、夫や親族の男性後見人の許可なしに女性が旅券(パスポート)を取得できるよう一部緩和された。同国では昨年、女性の自動車運転が解禁され、それに続く女の地位向上の一環。しか…
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2019/08/02 佐々木伸
複数の米メディアによると、国際テロ組織アルカイダの次期指導者として取り沙汰されてきたハムザ・ビンラディンが殺害されたことが明らかになった。ハムザは米中枢同時テロ9・11を起こしたアルカイダの創設者オサマ・ビンラディンの息子。ハムザは“若き…
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2019/07/29 佐々木伸
ペルシャ湾での米・イランの緊張が高まるのをよそに、シリア内戦の最後の戦いが北西部イドリブ県を舞台に激化の一途をたどっている。シリア政府軍はロシア軍機の空爆支援を受けて総攻撃を開始、ロシアが地上戦に特殊部隊を投入したとの情報も出ている。子供…
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2019/07/21 佐々木伸
米国がイランの無人機を撃墜し、イラン革命防衛隊が英国のタンカーを拿捕するなどペルシャ湾の軍事的緊張が高まる中、米国の後ろ盾でイランと敵対する連合を組んできたサウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)に隙間風が吹き始めた。UAEはサウジ主導…
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2019/07/11 佐々木伸
ペルシャ湾の出入り口ホルムズと紅海の出入り口であるバベルマンデブ両海峡の航行の安全を守るためトランプ政権が練ってきた「有志連合護衛艦隊」(センチネル作戦)が遂に結成されることになった。2、3週間以内にも始動する見通しだが、輸入原油の8割以…
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2019/07/09 佐々木伸
イランは核合意で定められた低濃縮ウランの貯蔵上限や濃縮制限を相次いで破り、座して米制裁に甘んじることのない意思を鮮明にした。対立するトランプ大統領は「気を付けろ」と脅しまがいの捨て台詞を吐き、軍事的緊張の高まりで原油価格も上昇した。両者が…
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