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台湾統一を目論む中国 「有事」の日に日本は備えよ
2022/10/22 小谷哲男トランプ前政権で国防戦略をとりまとめ、ペンタゴンの最優先課題を対テロ戦争から中国との戦略的競争に切り替える上で中心的な役割を果たしたエルブリッジ・コルビー氏。米国を代表する戦略家が日本に向けてしたためた論文を、日米同盟や安全保障の専門家で…
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2022/04/10 小谷哲男
ウクライナ戦争から教訓を得た中国は台湾有事のシナリオを再検討するはずだ。日本人の安全保障観が変化し始めた今こそ、日本でも真剣に現実的な議論を行うべきだ。
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日本はどう対抗すべきか
2021/11/04 小谷哲男10月下旬、日本海で合同演習を行った中国海軍とロシア海軍の艦艇合計10隻が合同巡航で初めて日本を周航した。近年深まっている中露の軍事協力の実態をふまえれば、これからも繰り返されていくであろう。日本が取るべき対応について考察する。
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アフガン戦争の終結(後編)
2021/09/21 小谷哲男バイデン政権は、中国との戦略的競争に本腰を入れるため、インド太平洋地域を重視する姿勢を示しているが、アフガン戦争の終結によってこれを実現することができるのであろうか。
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アフガン戦争の終結(前編)
2021/09/14 小谷哲男米軍アフガニスタン撤退によるカブール陥落は米外交史上最大の汚点として記憶されるかもしれない。バイデンは半世紀近くアメリカ外交に深く関わってきたいわば「外交のプロ」。なぜ、惨めな形でアフガン戦争を終結させることになったのであろうか。
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深まる疑惑と今後の見通し
2021/08/28 小谷哲男バイデン政権が新型コロナの発生起源に関する調査結果を公表した。新型コロナが生物兵器として生成されたものではないとしたが、生物を介して自然にヒトに感染したのか、武漢ウイルス研究所から事故で流出したのかについては、結論を出せなかった。
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浮上する新たな地政学リスク
2021/08/05 小谷哲男オマーン東岸沖のアラビア海で日本企業が所有する石油タンカーが攻撃を受け、乗組員2人が死亡した。イランによるイスラエル関係船舶への攻撃の一環とみられるが、死者が出たのは初めて。新たな地政学リスクとして不安を高めている。
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2021/06/30 小谷哲男
2021年6月23日のロシア国防省の発表によれば、クリミア半島の南を航行していた英海軍駆逐艦「ディフェンダー」が国境を侵犯したとして、国境警備隊の警備艇による警告射撃に続いて空軍の爆撃機が爆弾を投下し、同艦の進路を変えさせたという。一方、…
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問われる「権力の平和的な移行」という原則
2020/11/03 小谷哲男アメリカ合衆国大統領の座が平和的に移行されなければ、権威主義国家に付け入る隙を与えることになる。
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2018/01/12 小谷哲男
1月11日午前、中国海軍のものとみられる潜没潜水艦と中国海軍フリゲートが、尖閣諸島周辺の日本の接続水域に入域し、同日午後同海域から離れた。昨年から両国は関係改善に向けた努力を続けているにもかかわらず、その動きに水を差すような行動をなぜ中国…
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2017/11/30 小谷哲男
29日未明、北朝鮮が約2か月半ぶりに弾道ミサイルを発射した。北朝鮮はこの新型ミサイルが「火星15号」で、大型の核弾頭を搭載できると発表し、米本土全体をその射程に収めると主張している。
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2017/08/29 小谷哲男
29日、北朝鮮が発射したミサイルは北海道上空を通過し、太平洋上に落下した。今回のミサイル発射の狙いとして、3つの可能性が考えられる。
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2017/08/04 小谷哲男
再三にわたる国際社会からの警告と制裁にもかかわらず、北朝鮮は失敗を恐れることなくミサイル開発を続けている。対米核攻撃能力の保有は間近とみるべきだ。
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2017/06/30 小谷哲男
6月17日に起きた米海軍のイージス駆逐艦とフィリピン船籍のコンテナ船の衝突事故。事故原因解明の最大のポイントは、「どちらに回避義務があったか」である。
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2017/04/14 小谷哲男
トランプ政権は、本当に北朝鮮に軍事力を行使するのだろうか。まず、トランプ大統領が北朝鮮問題を安全保障上の最優先課題の1つと考えていることは間違いない。
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2017/04/13 小谷哲男
会談の成果に関して、米中双方は表向き友好関係を強調したが、実際には北朝鮮をめぐる両国の立場の違いが一層浮き彫りになった。
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「屈辱の象徴」から「和解の象徴」へ
2016/12/26 小谷哲男オバマ大統領が広島を訪問したからといって、安倍首相が真珠湾を訪問することは自然な流れではなかった。しかし、日米の和解は真珠湾でもすでに進んでいた。
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2016/09/20 小谷哲男
8月以降、中国による尖閣諸島近辺の領域侵犯が数を増している。また浸入のパターンの変化も見て取れ、日本への挑発も激しい。ここでキーとなるのは沖ノ鳥島だ。
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2016/07/05 小谷哲男
2012年に中国がフィリピンから実効支配を奪ったスカボロー礁。ついに今夏から戦略的埋め立てか開始されるようだ。日本が集団的自衛権を行使する時がくるのか。
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