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「サスペンス編成」がNHKを視聴率No.1に
2016/12/14 田部康喜原作は、モデルや女優、テレビのリポーターとしても名高い米国のサンドラ・ブラウンの「MIRROR IMAGE」。二役を演じ分ける栗山千秋の新しい魅力がにじむ。
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社会は分断されて犯罪が起きる
2016/11/24 田部康喜社会が貧富の差によって分断されているなか、いかにして人はいきるのか――。殺人事件を通じて描いていく。
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契約妻の新垣結衣と、突っ込みとボケができる星野源
2016/11/09 田部康喜映画全盛時代は、映画会社が女優を専属にして育てる、スターシステムが取られていた。テレビ時代になって、キー局と事務所が育てる仕組みができあがったのである。
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タワーマンションに現代の縮図を見る
2016/10/19 田部康喜カメラはタワマンの上下の階を行き来するように、映像を映し出す。ドラマは二重螺旋で登場人物たちも多い。巧みなカメラワークが、サスペンスとしてのこの作品を支えている。
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「生き方の美しいヒロインの姿」の意味が込められたタイトルのように
2016/10/05 田部康喜女優が代表作に恵まれるかどうかは、運である。脚本と演出家、監督との出会いである。芳根京子の強運に期待したい。
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「とと姉ちゃん」「営業部長 吉良奈津子」「ノンママ白書」
2016/08/28 田部康喜ドラマは世相を映す鏡である。そうした眼で眺め見れば、今夏のシリーズは女性が主役のドラマが多かったが、働く女性の悩みは「ガラスの天井」を突き破れないことである。
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日本テレビ「そして、誰もいなくなった」
2016/08/14 田部康喜管理社会が広がる現代社会。社会的存在としての自分自身を失う恐怖に苛まれることとなる主人公を演じるのは、舞台俳優としても活躍する藤原竜也だ。
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NHKスペシャル ロッキード事件
2016/08/06 田部康喜日本の首相経験者が初めて逮捕された、ロッキード事件から40年が経つ。“角栄ブーム”の今明らかになる40年目の真実とは。
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日本テレビ『時をかける少女』
2016/07/16 田部康喜筒井康隆原作「時をかける少女」は刊行から50年を経、幾度となく映像化されてきた。青春ドラマらしい甘く切ない少女の内面を描く「時かけ」、今回のドラマの見どころは。
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NHKスペシャル「キラーストレス」
2016/06/25 田部康喜仕事や人間関係のストレスにされされる現代人。最新の臨床心理学、脳科学などの分野で進む、ストレスは対処できるという「意識革命」とはどのようなものだろうか。
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NHKスペシャル・スクープドキュメント 「北朝鮮“機密ファイル”知られざる国家の内幕」
2016/06/08 田部康喜番組の題名にふさわしい、まさにスクープである。日本のメディアの調査報道としては白眉ではないか。
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BSプレミアム「植物男子ベランダ―」シーズン3
2016/05/20 田部康喜田口トモロヲ演じるベランダ―が、毎回ひとつの植物をめぐってその成長ぐあいを取り上げる。植物を眺めているようで、それは人生の本質をさりげなく綴っている。
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黒柳徹子役の満島ひかりが、豊かな感性を表現
2016/05/07 田部康喜草創期のテレビのなんと元気があったことか。「電気紙芝居」と悪口をいわれた、新しいメディアを切り開いた人々の多彩な顔ぶれに驚かされる。
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活かされた東日本大震災報道の積み重ね
2016/04/21 田部康喜熊本県中心の広域連続地震発生により、メディア各社はその報道に力を注ぐが、中でも東日本大震災を継続して報道してきたNHKは視聴者への的確な情報提供に貢献している。
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綾瀬はるか演じるバルサの活躍はいかに
2016/04/09 田部康喜NHK放送開始90周年記念大河「精霊の守り人」は、上橋菜穂子氏の小説を原作とする。ファンタジーでありながら、混迷の時代にも相通ずる世界を綾瀬はるからが演じる。
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吉田昌郎所長の未公開調書も
2016/03/27 田部康喜東日本大震災発生から5年が過ぎるも、収束道半ばの福島原発事故。本作では500人の証言を得て、当時の現場で何が起き、どのように人々が判断し動いたのかが明かされる。
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事件モノの今年最高傑作なるか
2016/03/12 田部康喜BSプレミアム「クロスロード」は刑事役・舘ひろしと新聞記者役・神田正輝が織りなす本格派刑事ドラマ。題名のクロスロードは事件ばかりでなく、二人の交錯をも暗示する。
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日テレ「ヒガンバナ」&テレ朝「スペシャリスト」
2016/02/26 田部康喜テレ朝「相棒」が相変わらず堅調な数字を上げる中、同じくテレ朝「スペシャリスト」と日テレ「ヒガンバナ」のキャラ設定はユニークであり、視聴者を飽きさせない。
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イヤミスには終わらないのか
2016/02/13 田部康喜NHK BSプレミアム「はぶらし 女ともだち」は初回から背筋に震えが走る展開であり、池脇千鶴演じる主人公の崩れゆく日常が描かれる。
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「人生は短い」のテーマに綾瀬はるかが挑む
2016/01/30 田部康喜TBSドラマ「わたしを離さないで」はカズオ・イシグロ原作で遺伝子操作と人生の儚さをテーマとする作品である。主演・綾瀬はるかはこのテーマにどう挑むのだろうか。
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