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ロンドン滞在記 第8回
2019/03/31 高野凌21世紀の日本では選挙において、全ての成人男女に投票権があることが当然の権利であり、改めて参政権について考えることがないように思う。
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ロンドン滞在記 第7回
2019/03/24 高野凌ロンドンのセント・パンクラス駅の近くに大英図書館(British Library)がある。元々大英博物館の図書室に保管されていた膨大な蔵書を1980年代に現在の近代的建物に移動して大英博物館から独立したという。
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早春のアルバニアからクロアチアまで中欧自転車&バスの旅 第10回
2019/03/17 高野凌ハムザは一年半ボスニア・ヘルツェゴビナの政府機関でシステム構築の仕事をしてきた。ハムザは職務上国家の機密に触れることも多く役人との接触が多い。役人の世界は汚職が蔓延しており、私腹を肥やすことに汲々としているらしい。
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早春のアルバニアからクロアチアまで中欧自転車&バスの旅 第9回
2019/03/10 高野凌マリアによると、ガイドの説明で印象的だったのは「国連は何もしてくれなかった。UNとは“United Nation”ではなく,“United Nothing”だった」という国連への批判であったという。どうも国連はサラエボの悲劇においては無力…
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早春のアルバニアからクロアチアまで中欧自転車&バスの旅 第8回
2019/03/03 高野凌亡くなったアレンの祖父の自慢話はナチスドイツの崩壊後にドイツ人の逃亡兵をかくまって保護したことだったという。素朴なボスニア人にとりナチスドイツは過酷なセルビア人支配からの“解放者”(liberator)であったのだ。
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早春のアルバニアからクロアチアまで中欧自転車&バスの旅 第7回
2019/02/24 高野凌ボスニア・ヘルツェゴヴィナへの入国審査を終えて複雑に入り組んだ海岸を見下ろす山道を登る。午後3時頃アドリア海の入り江のネウムという小さな町に到着。グーグルでチェックすると10キロ足らずの海岸線がボスニア・ヘルツェゴヴィナ領である。ネウムか…
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早春のアルバニアからクロアチアまで中欧自転車&バスの旅 第6回
2019/02/17 高野凌オーナーのダンは現在46歳。元々は米軍兵士。サラエボの虐殺事件で有名になったボスニア紛争の時に国連平和維持軍(UN Peace Keeping Force)の一員としてボスニア・ヘルツェゴヴィナに派遣された。
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早春のアルバニアからクロアチアまで中欧自転車&バスの旅 第5回
2019/02/10 高野凌オランダ人のベセルは大学で建築学を専攻。卒業後1年間をギャップイヤー(gap year)として海外放浪中。ちなみに欧米社会では高校や大学を卒業してから進学・就職する前に一年間長期旅行をする若者が多い。これをギャップイヤーといって社会的にも…
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早春のアルバニアからクロアチアまで中欧自転車&バスの旅 第4回
2019/02/03 高野凌ユーゴスラビア社会主義連邦のエリート学生であったイヴァノビッチ氏には連邦の解体とセルビアのバルカン半島での優位性喪失は憤懣やるかたないものなのだろう。本来であればエリート技術者として国家プロジェクトを指揮するはずであったが、現実は出稼ぎの…
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早春のアルバニアからクロアチアまで中欧自転車&バスの旅 第3回
2019/01/27 高野凌古代ギリシアの植民都市を起源とする海港都市デュラスに到着。旧市街には古代ローマ時代の円形劇場、ビザンチン時代の市場や城壁などがあり歴史を感じさせる。
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早春のアルバニアからクロアチアまで中欧自転車&バスの旅 第2回
2019/01/20 高野凌オジサンが日本人と分かると一気に第二次世界大戦批判を展開。欧米で主流の歴史観である“米英主導の民主主義と、日独伊のファシズムの対決”というイデオロギー的分析は戦勝国が一方的に“でっち上げた虚構”(forged fiction)と断言。カー…
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早春のアルバニアからクロアチアまで中欧自転車&バスの旅 第1回
2019/01/13 高野凌アルバニアはギリシアの北西、イオニア海・アドリア海を挟んでイタリアの対岸に位置する人口300万人、面積は日本の四国の約1.5倍という小国である。第二次大戦後は共産党一党支配が続き、ソ連や中国と対立してからは鎖国政策を維持して国際社会の発展…
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オーストラリア自転車&キャンプ旅2000キロ走破 第17回
2019/01/06 高野凌セントへレンズの海岸の公園での近隣の人々の新年会の最中に、二人連れのご婦人が通りかかった。彼女らも近隣の住民らしく、パーティーをしていた面々と新年の挨拶を交わしていた。二人はウェットスーツを着ており、海に潜って海藻を採集していたという。そ…
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オーストラリア自転車&キャンプ旅2000キロ走破 第16回
2018/12/30 高野凌タスマニアのスーパーではTassie 100%とタスマニア産であることを“売り”にしている食料品が多い。オーストラリア人は自分たちのことをオージー(Aussie)と呼んで誇りにしているが、タスマニアの住民は誇りと親しみを込めてタジー(Ta…
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オーストラリア自転車&キャンプ旅2000キロ走破 第15回
2018/12/23 高野凌タスマニア北岸のジョージタウンに到着。人口約6000人の港町。観光案内所では二人のお婆さんボランティアが対応。タスマニアには近年の気候変動により熱波と砂漠化に悩むクイーンズランド州など豪州北部地域(Norther Territory)から…
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オーストラリア自転車&キャンプ旅2000キロ走破 第14回
2018/12/16 高野凌グレートオーシャンロードは変化にとんだ海岸線で世界的に有名である。断崖絶壁と奇岩が立ち並ぶ絶景により、近年オーストラリア観光のハイライトとして脚光を浴びている。メルボルンからワーナンブールまで12日間かけて約300キロをキャンプしながら走…
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オーストラリア自転車&キャンプ旅2000キロ走破 第13回
2018/12/09 高野凌アンリは初めての海外体験で、当日午後日本から到着したばかり。先輩バスガイドが英語で外人観光客にガイドしているのを見て“かっこいい”と憧れて英語習得を決意。貯金と親の援助で150万円を確保してワーホリ・ビザを申請。
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オーストラリア自転車&キャンプ旅2000キロ走破 第12回
2018/12/02 高野凌皆さんは“ワーキングホリデー”(Working Holiday:通称「ワーホリ」)という制度をご存知であろうか。フツウの仕事をしているサラリーマンには縁遠い言葉ではないか。ワーホリとは主として先進国どうしが二国間協定を締結して、たがいに相…
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オーストラリア自転車&キャンプ旅2000キロ走破 第11回
2018/11/25 高野凌第一次世界大戦の戦乱により欧州各国で大量の生活困窮者が発生したこと、オーストラリアの若者が6万人近くも戦死して若年労働力が不足したこともあり、オーストラリアは大戦後積極的に欧州移民の受け入れを図った。
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オーストラリア自転車&キャンプ旅2000キロ走破 第10回
2018/11/18 高野凌臨時国会の政策論争の焦点は外国人労働者受け入れ拡大に関する入管法改正のようだが、どうも遅きに失した感があるように思われてならない。世界各地をバックパッカーとして歩いていると日本の法制度が現実に追い付いていないのではないかと痛感することが多…
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