「経済」の最新記事一覧
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2022/06/19 原田 泰
21世紀はインドの時代だと言われれているが、その経済成果を中国と比べると見劣りがする。人口増加率を下げること、投資率を高めること、製造業のサプライチェーンがカギを握る可能性がある。
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2022/05/28 原田 泰
エネルギー価格高騰に対して、日本はエネルギー関連税を引き下げようとしている。しかし、これは長期的にはまずい効果をもたらす。なぜなら、エネルギー利用を抑制しなければならないのに、これまで通り使って良いシグナルを送ることになるからだ。
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2022/05/03 原田 泰
円安によって原油価格の上昇が増幅され、悪いインフレが定着し、消費者の負担を増す、などという議論が流行っている。しかし、このような議論は誤解に過ぎず、さらに悪いことには、誤解に基づく対策はさらに状況を悪化させる。
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2022/05/01 中村繁夫
最近は毎日のようにウクライナ戦争の報道がまるで砲弾のようにお茶の間に流れてくる。筆者にとっては、ウクライナの思い出は美しくて懐かしい思い出なのに殘念ながら戦場の映像は自分の良き思い出を消し去るような悲しい報道ばかりである。
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2022/04/18 中村繁夫
今回は、中国の最大手のニッケルメーカーの大損失取引について書いてみたい。名付けて「幻のニッケル事件」だ。ウクライナ戦争の開戦前、中国のステンレス鉄鋼大手の青山集団が、世界市場の秩序を無視して、15万〜20万トンのニッケルで、「ショートポジ…
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2022/04/16 原田 泰
日本の財政赤字が大変な状況にあるとずっと続いてきたが、特に大変とされたのはギリシャの財政危機がきっかけだった。民主党政権時代に生じた危機で、日本もギリシャのようになってしまうと喧伝された。その後のギリシャはどうなったのだろうか。
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ウクライナ侵攻で「レアメタルパニック」は起きるのか?
2022/04/10 中村繁夫ロシアには1972年以来、毎年のように訪問してきた。若い時代の放浪の旅はロシアから始まった。89年のブランデンブルグ門の崩壊から91年のソ連邦の終焉に至るまでの激変もレアメタル資源ビジネスを通してまさに現場で見てきた。以来、私のロシア訪問…
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政府、分科会、首長よ コロナ対応の転換から逃げるな
2022/03/22 仲田泰祐欧米が日常を取り戻しつつある中で自粛ムードが抜けない日本。行動制限の負の影響を直視し、〝ウィズコロナ〟に向け舵を切る時だ。
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2022/03/12 原田 泰
ロシア軍がウクライナに侵入し、世界を震撼させている。ここで疑問に思うのは、ロシアは経済的には小さな国にもかかわらず、西側諸国の軍事的対応により侵攻を許してしまったことである。それがなぜなのかを経済的に考えてみたい。
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2022/03/04 中村繁夫
突如として勃発したロシアによるウクライナ侵攻。レアメタルビジネスを通じて、ロシア、ウクライナと深い関係を築いてきた、レアメタル専門商社AMJ特別顧問の中村繁夫氏に、ウクライナの知られざる実像を語っていただいた。
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2022/02/07 原田 泰
岸田文雄首相は、池田勇人元首相が創立した自民党名門派閥、宏池会出身で、池田首相を尊敬しているとのこと。では池田元首相とは何をした人なのだろうか。所得倍増計画で高度成長を成し遂げた人であるが、池田内閣時の経済と政策を振り返ってみたい。
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2022/01/11 原田 泰
岸田文雄首相の唱える「新しい資本主義」とは何だろうか。首相は、「様々な弱点を強みに代える成長戦略と官民協働で考えていく。これが市場任せでない新しい資本主義だ」と説明しているが、これが「新しい資本主義」として成長することは難しいだろう。
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2021/12/14 原田 泰
円安が日本を貧しくするという議論が流行っている。確かに、自国通貨が安くなれば海外のものを高く買わないといけないから、この点では得をする。しかし、円高になれば、日本のものを高く売らなければならないというハンディを負わされる。
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2021/11/17 原田 泰
公明党主導の18歳以下に10万円配るという政策の評判が悪い。必要な人に配るべきで、誰にでも配るのはバラマキで良くないというのである。しかし、バラマキは皆に配るのだから公平である。世帯主960万円までという特定の人に配ったら不公平ではないか。
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2021/10/29 原田 泰
岸田文雄政権の「新しい資本主義」は分配に重点を置いたと思っていたら、日本が成長していないという話で盛り上がっている。1990年から日本の給料が横ばいなのに、他の先進国は順調に上がっていると見せられたら、やはり成長が大事という気になってくる。
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改めて問われた「価値」とは
2021/09/08 原田 泰オリンピックもパラリンピックも終わった。今回ほど多くの議論を呼んだ大会はなかっただろう。しかし、オリンピックについて議論するとき、一番肝心な視点が抜けている。オリンピックはあくまでも「興行」であるということだ。
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コロナ対策の費用対効果分析④
2021/09/01 原田 泰新型コロナウイルスに感染しても、確実な治療法があれば何も恐れる必要はない。外出を控えることも都市封鎖することもないのだから、経済への打撃はなくなってしまう。では、効果的に医療体制の拡充と治療法の確立ができたのだろうか。
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コロナ対策の費用対効果分析③
2021/08/12 原田 泰前回に引き続きコロナ対策の費用対効果分析を行う。今回のテーマは、PCR検査とクラスター対策である。
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2021/07/31 多賀一晃
最近の白物家電は、リーダーシップが大手メーカーから中小メーカーへ様変わりしているようです。一つには、白物家電の多くの技術は、すでに世に出ているものが多く、新しく開発する余地がなくなったこと。そしてもう一つ方向性がガチガチに固定されてしまっ…
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