特長はお店。
お店は外部のテキヤを入れないで、各町会や地域のさまざまな団体やサークルが出店し、売る人買う人秋津の人といった、いわば地域循環型のお祭りです。
毎年実行委員会を組織して運営します。
この方法は、今でも続いているのですから開始したリーダーらに感謝です。
施設からの申し出で障がい青年らがゴミの片づけ!?
ところで、花の実園の青年たちのゴミ片づけのきっかけです。
15、6年前の実行委員会の会議でのこと。
「えー、花の実園さんから秋津まつりのゴミの片づけを園生にさせたい、との申し入れがありました」と実行委員長がいいました。
その場にいた30人ほどの委員は、複雑な気持ちからか沈黙が続きます。
すると、「それはありがたい申し入れではあるけれど、園の方々に失礼じゃないでしょうか」とある委員がいいました。
ほかの委員らもうなずきながら、何人かは「そうだよね」とか「いくらなんでもゴミの片づけはねぇ」といいます。
結局その旨を園に伝え、ご辞退いただくことで落ち着きました。
私はなんだかホッとしました。
ところが翌年も、花の実園から再度の申し入れがありました。
しかも今回は「ぜひに!」と、昨年よりも強力です。
「えー、花の実園さんは日頃園生が秋津の人々にお世話になっていることから、ぜひ今年はやらせていただきたいとの強い申し入れです」と委員長がいいます。
たしかに秋津まつりには、花の実園の園生や職員からボランティアの方々が栽培したお花や手づくり木工品などの販売コーナーを、秋津の出店グループは資材などの経費をまかなうための出店料を出しますが無料で設けています。
そんなことへの感謝の気持ちと地域への溶け込みの意図から職員と園生らが話し合い、今年は「ぜひに!」とのことなのです。
少しの議論はありましたが委員のみんなは納得し、今年はチェレンジしていただき何かがあればまた考えよう、ということでやっていただくことに決まりました。
それ以来今日も続いています。