「子縁」でつながる秋津地域のお父さん 

2016年9月30日

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岸 裕司 (きし・ゆうじ)

秋津コミュニティ顧問

1952年東京生まれ。広告・デザイン会社の(株)パンゲア代表取締役、習志野市立秋津小学校PTA会長時に秋津コミュニティ創設、会長を経て現在顧問兼秋津小学校コミュニティルーム運営委員会顧問。文部科学省委嘱コミュニティ・スクール推進員、学校と地域の融合教育研究会副会長、埼玉大学・日本大学非常勤講師、ほか。著書に『「地域暮らし」宣言』『学校を基地にお父さんのまちづくり』(ともに太郎次郎社エディタス)、『学校開放でまち育て』(学芸出版社)など。

 特長はお店。

 お店は外部のテキヤを入れないで、各町会や地域のさまざまな団体やサークルが出店し、売る人買う人秋津の人といった、いわば地域循環型のお祭りです。

 毎年実行委員会を組織して運営します。

 この方法は、今でも続いているのですから開始したリーダーらに感謝です。

施設からの申し出で障がい青年らがゴミの片づけ!?

 ところで、花の実園の青年たちのゴミ片づけのきっかけです。

 15、6年前の実行委員会の会議でのこと。

 「えー、花の実園さんから秋津まつりのゴミの片づけを園生にさせたい、との申し入れがありました」と実行委員長がいいました。

 その場にいた30人ほどの委員は、複雑な気持ちからか沈黙が続きます。

 すると、「それはありがたい申し入れではあるけれど、園の方々に失礼じゃないでしょうか」とある委員がいいました。

 ほかの委員らもうなずきながら、何人かは「そうだよね」とか「いくらなんでもゴミの片づけはねぇ」といいます。

 結局その旨を園に伝え、ご辞退いただくことで落ち着きました。

 私はなんだかホッとしました。

 ところが翌年も、花の実園から再度の申し入れがありました。

 しかも今回は「ぜひに!」と、昨年よりも強力です。

秋津まつり会場のゴミ片付けへの感謝状の贈呈を受ける花の実園の青年代表

 「えー、花の実園さんは日頃園生が秋津の人々にお世話になっていることから、ぜひ今年はやらせていただきたいとの強い申し入れです」と委員長がいいます。

 たしかに秋津まつりには、花の実園の園生や職員からボランティアの方々が栽培したお花や手づくり木工品などの販売コーナーを、秋津の出店グループは資材などの経費をまかなうための出店料を出しますが無料で設けています。

 そんなことへの感謝の気持ちと地域への溶け込みの意図から職員と園生らが話し合い、今年は「ぜひに!」とのことなのです。

 少しの議論はありましたが委員のみんなは納得し、今年はチェレンジしていただき何かがあればまた考えよう、ということでやっていただくことに決まりました。

 それ以来今日も続いています。

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