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2019/10/31 花田吉隆ボリビアで10月20日に行われた大統領選挙の結果が確定した。モラレス大統領の四選が決まり、更にもう一期、5年、政権を担うこととなった。しかし、ここに至るまで国内は騒然とした。否、今なお、結果を不服とする反政府勢力がラパス市内に繰り出し一帯…
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2019/10/31 宮下洋一世界初の旅行会社である英トーマス・クックが経営破綻し、多くの国に影響が及んだ。中でも、年間8200万人の外国人観光客が訪れる世界第二位の観光大国スペインは、もっとも深刻な被害を受けた。
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2019/10/31 岡崎研究所米中両国は、18カ月の貿易戦争の中で初めて「第一段階」の合意に至った。休戦したことは、両国にとっても世界経済にとっても良い材料であるが、構造問題にどれほど踏み込めたかどうかわからない。実際に米中の最終合意になるかどうかも疑われている。
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香港デモ実録2
2019/10/30 立花 聡主催者が政府にデモを申請しても却下されるケースは最近続発している。以前の「原則許可」から現在の「原則不許可」へと当局の姿勢が変わった。政府の言い分としては、「デモの暴力化」という理由が挙げられていたが、デモ側からすれば、政府は対話の姿勢す…
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2019/10/30 岡崎研究所アフガンの将来にとってタリバンは欠かせない存在である。米国はアフガンからの撤退を視野にタリバンと和平協議を行っている。米タリバン交渉において、タリバンとアルカイダとの関係が大変厄介な問題となっている。
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2019/10/29 佐々木伸米メディアによると、米特殊部隊に追い詰められ、自爆して果てた過激派組織「イスラム国」(IS)の指導者アブバクル・バグダディの遺体はイスラムに則った葬儀が行われた後、海に水葬された。米軍は潜伏していた建物も爆撃で完全に破壊しており、死亡した…
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2019/10/29 岡崎研究所イラク各地で反政府デモが発生し、発生から1週間で、死者は100人、負傷者は3000人を超えたと報じられている。根底にあるのは、国民の窮状への不満の鬱積と、それに対して何もしない政府への怒り。対する政府はデモを厳しく弾圧している。
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2019/10/28 佐々木伸トランプ米大統領は10月27日朝緊急会見し、生死が謎に包まれていた過激派組織「イスラム国」(IS)の指導者アブバクル・バグダディが前日、シリア北西部で米特殊作戦部隊の急襲を受け、自爆して死亡したと発表した。ISはバグダディの死亡でその象徴…
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2019/10/28 斎藤 彰ウクライナ疑惑をめぐる米下院の弾劾調査が加速するにつれて、トランプ大統領の下に一枚岩の結束を誇ってきた共和党内に綻びが出始めている。上院でも一部に造反の動きが出てきた。
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2019/10/28 岡崎研究所最近の中国の強気の言動は、その裏に不安を抱えた虚勢であるかもしれない。米国のシンクタンクの専門家は「中国の学者や官僚との個人的な会話でさえ、表面上の成功とは裏腹に、被害者意識と守りの姿勢がにじみ出ていた」と指摘する。
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主役はプーチン・ロシア大統領
2019/10/26 佐々木伸米軍の撤退やトルコ軍の侵攻で混乱が続いたシリア情勢はロシアのプーチン、トルコのエルドアン両大統領による首脳会談で、クルド人の国境地域からの排除とトルコの「安全地帯」設置に合意、事実上シリア分割の“新地図”ができ上った。なによりも印象付けら…
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2019/10/25 海野素央今回のテーマは「トランプが陰謀論にこだわる理由」です。ドナルド・トランプ米大統領は自己に対する否定的なイメージを変えて、来年の大統領選挙で有利に戦うために、ある「陰謀論」に固執しています。そこで本稿では、トランプ大統領が陰謀論にこだわる理…
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香港デモ実録1
2019/10/25 立花 聡デモ・騒乱が続く香港を一度この目で確認したくて香港行きの飛行機に乗り込んだ。10月19日、クアラルンプール早朝発のエアアジア便は、昼前の11時に香港国際空港に到着。空港ターミナルは人影まばら、いつもの2割以下という感じ。観光業への打撃はや…
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ポスト冷戦の世界史ーー激動の国際情勢を見通す
2019/10/25 中西輝政冷戦後の30年の国際秩序の歴史を振り返ると、大国が群雄割拠する多極世界、それも協調ではなく対立が基調の「競争型・多極世界」に近づいている。こうした中で日本はどのような進むべきか――。
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2019/10/25 岡崎研究所台湾の蔡英文総統は双十節(建国記念日)の記念演説で「一国二制度」を強く拒絶し、自由と民主主義の旗の下で台湾の主権を守っていくよう強く訴えた。ここ1年あまり繰り返している内容であるが、独立宣言無き事実上の独立を進めていると言えよう。
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WTO紛争の「勝った」、「負けた」とは?
2019/10/24 川瀬剛志韓国・空気圧バルブダンピング防止税事件のWTO上級委員会報告が公表され、日韓両国が勝利宣言するという事態が生じた。これは一体どういうことなのだろうか。どちらかの政府が嘘をついているのだろうか。訴訟内容を分析してみたい。
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2019/10/24 龍神孝介ミャンマー政府による弾圧でイスラム系少数民族ロヒンギャたちがバングラデシュへ大流出してから2年が経過した。帰還の目処が立たず、母国の人権状況が改善されない苛立ちから、ロヒンギャは抗議の声を上げる。難民キャンプの今を追った。
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2019/10/24 早川友久9月16日、台湾は南太平洋の島嶼国ソロモン諸島と断交した。その4日後の20日には同じ地域のキリバスからも国交断絶を突きつけられるという事態が起きた。台湾が次々と国交を失っていくその背景を、李登輝元総統の日本人秘書・早川友久氏が解説する。
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2019/10/24 岡崎研究所トランプ大統領はクルドが支配するシリア北東部へトルコが侵攻することを容認した。トランプの衝動と気紛れが引き起こした騒動のようである。米国大手メディアばかりではなく、共和党大物政治家や前国連大使までもが一斉に反発し非難している。
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2019/10/23 岡崎研究所インド議会は突然憲法を改正し、ジャンムー・カシミールを自治州から中央政府管理領土に格下げした。カシミール渓谷では、携帯電話とインターネットを遮断され、州への出入りは許可が必要である。多くの権力濫用に、インド裁判所は沈黙したままである。
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