WEDGE REPORT
時間軸の長い視点で深く掘り下げて、世界の本質に迫る「WEDGE REPORT」。「現象の羅列」や「安易なランキング」ではなく、個別現象の根底にある流れとは何か、問題の根本はどこにあるのかを読み解きます。
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独裁の命運6
2017/11/20 風樹茂同時に欧米諸国や国連機関からは国家ぐるみの労働ブラック国家とも糾弾されている。一方、日本ではカタール政府がアレンジしたツアーを視察して「素晴らしい労働環境だ」などというレポートも出ている。真実はどこにあるのか?
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2017/11/14 佐々木伸過激派組織「イスラム国」(IS)以後の中東情勢が一段と複雑怪奇な様相を呈してきた。石油大国サウジアラビアとイランの覇権争いが小国レバノンのハリリ首相の辞任をめぐって激化、イスラエルとレバノンのシーア派武装組織「ヒズボラ」との衝突の懸念も高…
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2017/11/13 樫山幸夫当面、交渉による解決を目指すというトランプ大統領の方針が鮮明になった。これに金正恩がどう応えるか。呼びかけに応じて交渉のテーブルにつくのか。拒否して新たな挑発に出るのか。いくつかのシナリオが考えられる。
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2017/11/10 崔 碩栄韓国の大学のスローガンの中には、外国から来た留学生たちが読んだらぎょっとするであろう内容が多い。「愛国 慶應」、「民族 早稲田」といったスローガンが、それぞれの大学キャンパスのあちらこちらで宣伝され、早慶戦の応援席で学生たちがそのスローガ…
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2017/11/06 佐々木伸ISは2日後に素っ気ない犯行声明を出したものの、容疑者の氏名にさえ言及せず、逮捕された“死に損ない”には冷たい対応が浮き彫りになっている。
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2017/11/02 佐々木伸ニューヨーク中心部マンハッタンで10月31日、ピックアップトラックが自転車道に突っ込み8人が死亡した事件は、車の暴走がテロの主流になったことをあらためて浮き彫りにした。
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2017/10/31 佐々木伸ロシア政府による米大統領選干渉疑惑(ロシアゲート)を捜査するロバート・モラー特別検察官は30日、トランプ陣営の選対本部長だったポール・マナフォート氏ら2人を脱税やマネーロンダリング(資金洗浄)などの容疑で起訴した。
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2017/10/30 佐々木伸アフリカ・ナイジェリアの過激組織「ボコ・ハラム」による誘拐した少女らを使った”人間爆弾”(ユニセフ)テロが続いている。
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中国党大会後の「対台湾政策」を読み解く
2017/10/28 福田 円党大会において「台湾独立」の阻止を断固たる姿勢で示した習近平。だが、習近平政権の対台湾政策が強硬路線一辺倒になると結論づけるのは早計である。中台関係に詳しい法政大学・福田円教授が、中国党大会後の「対台湾政策」を読み解く――。
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独裁の命運5 共産国家誕生!
2017/10/17 風樹茂21世紀に南米の地に新たな共産国家を誕生させたニコラス・マドゥロ大統領(55歳 以下、敬称略)は歴史に残る傑出した人物なのかもしれない。チェ・ゲバラもウーゴ・チャべスも不可能だったことを成し遂げたのである。
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2017/10/09 田村明子ニューヨークのシンボルの一つとも言えるイエローキャブに、危機がおとずれている。Uberなどをはじめとするアプリを使用した配車サービスに押されて、営業難に陥っているというのだ。
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2017/10/03 佐々木伸米西部ネバダ州ラスベガスで59人が死亡、約530人が負傷する米史上最悪の銃撃事件が発生した。容疑者は白人のスティーブン・パドック(64)で、犯行後に自殺しているのが見つかった。
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極右台頭の衝撃、ドイツ総選挙後の行方を読む
2017/09/27 花田吉隆難航が予想される連立交渉。これまで連立相手だったSPDはすでに連立離脱を表明しているが、「元サヤ」に収まる可能性はまだ十分にある。
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2017/09/25 佐々木伸トランプ米政権はイスラム過激派の根絶やし作戦に大きくカジを切った。米国はこれまで、武装無人機と特殊部隊による「標的殺害」の対象を上級幹部に絞ってきたが、その規制を撤廃し、下っ端の戦闘員にまで拡大する見通しだ。
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都並敏史さんに聞く
2017/09/23 風樹茂サッカー・ワールドカップは異質な民族が集う世界最大の祝祭である。祝祭では日常の仮面が剥ぎ取られ、本性が明らかになる。各民族の強さや脆が露わになる。前回ブラジル大会では、日本はまさに脆さが見えた。ロシア大会では是非雪辱を果たしてもらいたいも…
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2017/09/22 崔 碩栄韓国映画『タクシー運転手』が、韓国国内で注目を集めている。1980年5月に起きた「光州事件」を背景とした、実話に基づいて作られた映画だ。9月18日現在、1215万名の観客を動員し、今年最大のヒット作となった。
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2017/09/22 児玉 博中国の対米防衛ライン「第二列島線」の要に位置するサイパン。太平洋戦争で日本の命運を決することとなったこの島は今、中国の資本と観光客が席巻し、〝赤い島〟となりつつある─。
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2017/09/15 佐々木伸中東の大国トルコはこのほど、ロシアから最新鋭の地対空ミサイル・システムS400を購入する契約を締結した。トルコは西側の軍事同盟「北大西洋条約機構」(NATO)の一員だが、ロシア寄りに大きくカジを切ったと言えるだろう。
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2017/09/11 樫山幸夫中国なのだ、日本の核武装論をもっとも気にするのは。中国が戦後ずっと恐れてきたのは、最近こそあまり口にしなくなったが、“日本軍国主義”の、復活だ。日本からみれば、軍国主義復活など、とんだ取り越し苦労だが、実のところ、「強い日本」を中国はもっ…
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独裁の命運4
2017/09/02 風樹茂なぜ世間がゲバラを英雄視するのかさっぱり分からない。と、同時に、ボリビアの密林の臭い、知人のボリビア人たちの顔をまざまざと思い出した。
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