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2024/04/26 西山隆行
米国政治で最も大きな論争を巻き起こすのは人工妊娠中絶である。大統領選挙では、バイデン大統領が積極的に争点化しているのに対し、トランプ候補は、岩盤支持層へ自らの功績をアピールする一方、穏健な有権者へ配慮する微妙なバランスを迫られている。
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2024/03/28 西山隆行
2024年の米国大統領選挙は共和党の予備選挙が始まり、本格化しつつある。バイデン大統領とトランプ前大統領の戦いになる見通しだが、実際の選挙結果は少数の有権者の票で決まるとされている。第三の候補の影響とともに解説したい。
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キーワードから学ぶアメリカ⑮
2024/03/26 西山隆行バイデン大統領が日本製鉄によるUSスチールの買収に否定的なコメントを出した。トランプ前大統領は明確に反対しており、この問題は大統領選挙を前に注目されている。なぜ、米国社会は買収に否定的で、大統領選の争点になるのか。
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キーワードから学ぶアメリカ⑭
2024/01/30 西山隆行2024年の米国大統領選挙は共和党の予備選挙が始まり、本格化しつつある。バイデン大統領とトランプ前大統領の戦いになる見通しだが、実際の選挙結果は少数の有権者の票で決まるとされている。第三の候補の影響とともに解説したい。
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キーワードから学ぶアメリカ⑬
2024/01/13 西山隆行11月に行われる米大統領選挙の各党の候補者を決める予備選挙と党員集会は、1月15日のアイオワ州の共和党の党員集会を皮切りに開始される。今回は、米国の大統領選挙の仕組みと連邦制の関係について解説することにしたい。
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キーワードから学ぶアメリカ⑫
2023/11/29 西山隆行来年の大統領選挙を前にして、米国の治安が悪化して商業への悪影響が出ていると頻繁に報道されるようになっている。今回の記事では、その背景に加えて、来年の大統領選挙・連邦議会選挙との関連について検討することにしたい。
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キーワードから学ぶアメリカ⑪
2023/10/25 西山隆行イスラム組織ハマスとイスラエルとの交戦が激化する中、米国のバイデン大統領がイスラエルとの連帯を強調した。この方針には、連邦議会でも超党派的に支持する。そこには、米国においてイスラエル・ロビーが極めて強い影響力を行使していることがある。
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キーワードから学ぶアメリカ⑩
2023/10/02 西山隆行最近、米国の労働を取り巻く話題が日本でも頻繁に報道されている。米国において労働者や労働組合は政治的に活発で、大きな存在感を示しているという印象を持つ人もいるのではないだろうか。実は、米国における労働と政治を取り巻く状況は複雑である。
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キーワードから学ぶアメリカ⑨
2023/09/28 西山隆行米民主党はまとまりが少なく混乱した政党というイメージを持っている人も多いのではないだろうか。それは少なからず当たっている。その理由を解明するため、歴史的な背景を検討する必要がある。その上で今日の民主党を取り巻く状況を解説したい。
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キーワードから学ぶアメリカ⑧
2023/08/26 西山隆行米国の二大政党について、民主党がリベラル、共和党が保守の立場に立つといわれる。だが、米国の場合、特定の思想やイデオロギーに基づいて政党の立場を説明するのは容易ではない。共和党の性格を理解するためには、歴史を振り返る必要がある。
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キーワードから学ぶアメリカ⑦
2023/07/27 西山隆行日本でも性的少数者への理解を増進し、差別を解消することを目的としたLGBT理解増進法案が通過するなど、LGBTQ+についてさまざまな動きがみられるようになっている。そこで本稿では、米国におけるLGBTQの現状の一端を紹介することにしたい。
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キーワードから学ぶアメリカ⑥
2023/07/03 西山隆行2023年6月に、米国で連邦議会下院の選挙区割りに関する重要な判例が2つ出された。日本ではいわゆる「一票の格差」の問題が存在するが、米国の場合はどうなのか、州政府は本当に好き勝手に選挙区割りを行ってよいのか、の2点について解説したい。
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キーワードから学ぶアメリカ⑤
2023/05/24 西山隆行米国のバイデン大統領と共和党指導部は、債務上限問題をめぐって交渉を繰り広げている。米国債が史上初めてデフォルトになる恐れも示される。今回は、債務上限問題とは何か? なぜ問題が発生するのか? などについて解説する。
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キーワードから学ぶアメリカ④
2023/04/22 西山隆行トランプが大統領経験者でありながら起訴され、党派的な判断があったと主張する。今回の起訴では大陪審に注目が集まり、訴訟は小陪審による陪審裁判になると報じられているが、米国の刑事裁判は一体どのように展開し、陪審制度とはどのようなものなのか。
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キーワードから学ぶアメリカ③
2023/03/09 西山隆行米国のバイデン大統領は2024会計年度の予算教書を発表する。一般教書、大統領経済報告と並ぶ三大教書の一つである。大統領が連邦議会に提出する次会計年度の予算案で、政権運営の方針を示すものだとされ、その発表は米国内外で大きく報じられる。
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キーワードから学ぶアメリカ②
2023/02/10 西山隆行米国では銃に起因する事件、事故が多発している。これについては明確な回答は存在せず、米国の文化に原因があるというより他ないのかもしれない。では、なぜ米国で実効的な銃規制が行われないのだろうか?
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キーワードから学ぶアメリカ①
2023/02/10 西山隆行米国大統領が毎年、連邦議会に対して行う一般教書(State of the Union Address)。予算教書(Budget Message of the President)、大統領経済報告(Economic Report of th…
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2019/05/29 西山隆行
最も保守的な州のひとつとされるアラバマ州で、全米で最も厳しい人工妊娠中絶禁止法が成立した。この法律をめぐっては、リベラルな判例を覆そうとする保守派による法廷闘争の一環とみなされている。
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2019/04/26 西山隆行
4月25日、オバマ政権期の副大統領で民主党の重鎮であるジョー・バイデンが、2020年大統領選挙に向けての党の指名争いへの参加を表明した。この指名争いは、サンダースに代表されるリベラル派とバイデンを中心とする穏健派の争いとなることが予想され…
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2020年大統領選、民主党と「社会主義」(後編)
2019/03/01 西山隆行現在、民主党内では、左派的な立場を取る人々の発言力が増大している。とりわけ、2020年大統領選挙への立候補を表明している、バーニー・サンダース、エリザベス・ウォーレン、カーマラ・ハリス、それに加えて注目を集めているのが、ニューヨーク選出の…
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