「世界情勢」の最新記事一覧
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2024/09/05 岡崎研究所
イランは、核兵器を製造する能力の取得を目指しつつ、その手前で止める「寸止め」戦略を取っているが、米国の情報機関がその評価を最近変えた。なぜこのタイミングでなのか。三つの可能性がある。
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2024/09/04 冷泉彰彦
日本のサービス業や小売業の業界では、長年カスタマーハラスメントに苦しんできた。これは消費者の姿勢に問題があるが、サービスを提供する側にも、根本的な意識と姿勢の変革が求められている。
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2024/09/04 岡崎研究所
バイデン外交は、中東やウクライナ、中国、北朝鮮等ではうまく行かなかった点も多いが、トランプ政権で崩れかけた西側の結束や同盟をインド太平洋外交で立て直した。ここに日本は良い役割を果しており、岸田外交3年の評価でもある。
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2024/09/03 岡崎研究所
米大統領選民主党副大統領候補であるウォルズ氏の中国関係の歴史は、相当特別だ。30回以上の訪中し、隅々まで訪れ、造詣を形作っている。これは人権の劣悪さを嫌悪する対中強硬姿勢ともとれ、問題は中国の「何に」魅せられて、訪中を繰り返したのかだ。
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2024/09/02 岡崎研究所
ウクライナの戦争を細大漏らさず研究している中国のアナリストらが、侵略に対する西側諸国の「抵抗力」の評価を下げて楽観論、つまりロシア支援方針の継続で問題ないと考えるに至っている。それは、台湾海峡や世界を危険な方向に導くことになりかねない。
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絵画のヒストリア⑭
2024/08/31 柴崎信三画家を志し美術学校に通い、ウィーンの美術アカデミーを二度受験しながら「知力貧弱」「デッサン不可」で失敗した名もない青年、アドルフ・ヒトラー。ナチスの政治活動に加わりドイツの総統になった彼が1937年夏、「美の都」で二つの美術展を開いた。
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2024/08/30 岡崎研究所
ハンガリーのオルバン首相が議長国となるやロシアをはじめとする一連の外国訪問したのがEUと加盟国の反発を呼んだ。当面身を低くすることとしたが、この秋には再び挑発に及ぶ可能性がある
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2024/08/29 岡崎研究所
AI技術の急速な進歩は、安全保障において情報処理能力の向上といったメリットがあるが、自律的致死兵器をはじめとしたリスクが存在する。また、中国がAI軍拡のために大規模な投資を行っており、軍事バランスを変え得る存在となっている。
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2024/08/28 長尾 賢
インドで行われる多国間共同演習「タラン・シャクティ24」に、航空自衛隊はF-2戦闘機3機が参加する。航空自衛隊の戦闘機がインドに展開するのは初めてである。この演習はインドの戦略の変化を示す重要な点が隠れている。
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2024/08/28 岡崎研究所
米大統領選で勢いに乗る民主党大統領候補のハリス氏だが、バイデンよりも大企業に近く、特にビッグテックとの関係が弱点にならないように注意深い管理が必要のようだ。
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2024/08/27 岡崎研究所
ウクライナが今年中は防御を固くするという想定を覆し、突如としてロシアの国境を越えてロシア領クルスク州に侵攻を開始した。ゼレンスキーは戦略目的をあえて曖昧にしているようだが、いくつか推定できる。
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2024/08/26 長尾 賢
インドのモディ首相が8月23日にウクライナの首都キーウを訪問し、ゼレンスキー大統領と会談した。7月にはモスクワを訪問してプーチン大統領に会ったばかり。モディ首相は何の理由があって両国を訪問したのだろうか。
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2024/08/26 岡崎研究所
民主党大統領候補のハリス氏は政策の中身は軽めにして、国民の感情や直感に訴える雰囲気に力点を置いた選挙戦を展開し、今のところ巧く行っている。それは、トランプ陣営が強さを強調し恐怖を喚起するのに対し、楽観性と喜びの感覚を与えている。
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2024/08/23 岡崎研究所
イランの大統領選挙に勝利した改革派のペゼシュキアン氏はハメネイの絶対的権力に服す、あくまでも体制内の人間である。彼の行動の自由には限界があり、改革へは国内外から懐疑的な見方も多い。
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2024/08/22 岡崎研究所
米国のトランプ大統領候補が最近、米国の台湾への軍事支援について、台湾はもっと多くの代価を支払うべきだと批判した。米国による台湾への武器供与は中台間の軍事バランスを維持する上で不可欠な役割を果たしており、この発言は大きな危険をはらむ。
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2024/08/21 岡崎研究所
米国共和党のバンス副大統領候補が中立ウクライナに賛成であると述べた。これは、「ウクライナの未来はNATOの中にある」とのNATO首脳会議での考え方に真っ向から反対する考え方であり、国際情勢を更なる混乱に落とし込んでしまいかねないだろう。
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2024/08/20 山崎文明
クラウドストライクが引き起こした大規模なシステム障害で、経済的損失を受けたデルタ航空は損害賠償を求めている。技術市場最大とも言われる障害だが、クラウドストライク幹部が早々に謝罪するなど〝余裕〟とも言える対応がされる。なぜなのか。
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2024/08/20 岡崎研究所
プーチンが訪朝し、金正恩と首脳会談を行い、包括的戦略パートナーシップ条約に署名した。習近平はここ数かカ月、朝露の緊密化を懸念し、各国をけん制する。目下、最も果実を得ているのはどの国なのか。
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2024/08/19 岡崎研究所
米国民主党の大統領候補となったハリスの外交政策は、ウクライナ、中国についてはバイデン政権の継続性を認め、中東についてはイスラエルに対してより厳しい姿勢をとるとの見立てである。これは、大統領選の接戦州においても影響を及ぼす可能性が高い。
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2024/08/16 西山隆行
米民主党はまとまりが少なく混乱した政党というイメージを持っている人も多いのではないだろうか。それは少なからず当たっている。その理由を解明するため、歴史的な背景を検討する必要がある。その上で今日の民主党を取り巻く状況を解説したい。
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